2012年3月12日 (月)

悪の遺産ヴェネツィア(1)

過日、天童竺丸氏が著した『悪の遺産ヴェネツィア』について簡単な書評を試みたが、いきなりヴェネツィアだの黒い貴族だのと書いても、何のことか分かって戴けなかったと思うので、以降数回にわたって解説を試みたい。

最初に筆者の場合、ロスチャイルドやロックフェラーなどの宮廷ユダヤを操る、得体の知れない“黒い貴族”(世界権力またはワンワールド)が存在していることは既に知っていたが、“肝心な黒い貴族”の正体がよく分かっていない状態であった。ところが、『悪の遺産ヴェネツィア』に目を通すことによって、長年の疑問が一気に氷解したのである。

B120312 9年前、筆者の頭の中にあった世界権力像は、米国と英国というアングロ・サクソン、およびロスチャイルドやロックフェラーといった宮廷ユダヤの連合体であった。当時、「国際政治のすすめ」と題した記事を、某国際契約コンサルティング会社のウェブに掲載して戴いたことがある。その時に最も参考になったのが、『国際寡占体制と世界経済』(岩城淳子著 御茶の水書房)であった。同書の場合、ヴェネツィアについて言及していないものの、少なくとも“狭義”の世界権力を理解するには優れた書籍であったと今でも思う。当時の記事を以下に転載しておくが、何分にも大分長い記事のため、宮廷ユダヤについてある程度理解している方は読み飛ばして戴いて結構である。それにしても、今日に至って読み返してみるに、世界権力についての考察が未熟な記事であり、赤面の至りだ。

ところで、以下の記事に登場する物部氏の定義「アングロ・ユダヤ金融戦略」だが、物部氏は「米国は、英国、ユダヤ資本と組み、3者で、国際経済を牛耳る密約をした(これを「アングロ・ユダヤ金融戦略」という)と考えられる」と書いている。しかし、正しくは「ヴェネツィアに乗っ取られた英国、その英国の支配下にある米国、およびヴェネツィアに仕えている宮廷ユダヤ」なのだが、このあたりの解説は次回以降に回したい。

国際政治のすすめ(政治編)

物部一二三氏の筆による「日本人と日本国の現状と将来 -ミレニアム提言-」というシリーズが、『海援隊』に二年間にわたって連載されていた時期がある。筆者も物部氏のシリーズを毎月楽しみにしていた一人であるが、その中で「アングロ・ユダヤ金融戦略」なる言葉がしばしば登場していたのを読者は覚えておられるだろうか。今思うに、「アングロ・ユダヤ金融戦略」という言葉には実に不気味な響きがあった。そこで、本稿では「アングロ・ユダヤ金融戦略」にメスを入れ、「世界の政治・経済のエスタブリッシュメント(支配層)」のグランドストラテジー(大戦略)が、世界の政治・経済にどのような影響をもたらしているのかについて検証してみたいと思う。

最初に、物部氏の定義する「アングロ・ユダヤ金融戦略」については、以下に目を通していただきたい。

 
 

1980年頃、米国は、英国、ユダヤ資本と組み、3者で、国際経済を牛耳る密約をした(これを「アングロ・ユダヤ金融戦略」という)と考えられる。そこでは、「金融のビッグバン」と言う標語の下に、金融のアングロサクソン・スタンダード=グローバル・スタンダードを創り上げた。この戦略では、米英を益することを条件に、ユダヤ資本に国際金融のコントロール権を与えた。この結果は、地球上に、実体経済社会とは別に、金融経済社会を創り上げることになった。正に、新しい時代の資本主義(個々の資本主義からグローバル資本主義)制度の誕生が謀られたのである。米国と英国にとっては、自国通貨の過不足分を調整するユダヤ資本の才能は望むところであるし、ユダヤ資本に取っては、世界の実体経済を金融経済で完全にコントロールできる利権を取得することになったので、両者は完全に利害を一致させることができたわけである。

物部一二三著 「日本人と日本国の現状と将来 -ミレニアム提言-」

 

 1980年頃の米国と言えば、1981年にレーガン政権が発足し、1985年にプラザ合意が成立するといった一連の流れから想像できるように、「アングロ・ユダヤ金融戦略」すなわち米国主導の世界経済支配が確立した時期であった。そして、その米国の世界経済支配の一角を担ったのがシティ銀行、チェース・マンハッタン銀行といった多国籍銀行だったのである。また、その時期は金融分野をはじめとする多国籍企業同士の熾烈な競争が展開されたのであり、競争に打ち勝って生き延びていくために力のある多国籍企業同士が提携・合併を繰り返していった。無論、その陰で競争に敗れた力のない多国籍企業の屍の山が築かれたのは言うまでもない。そのあたりについての詳細は、広瀬隆氏が著した『アメリカの経済支配者たち』および『アメリカの巨大軍需産業』をはじめ、その他の国際政治・経済コメンテーターの書籍を参照されたい。なお、広瀬氏の場合は実際にロスチャイルド一族といったエスタブリッシュメントとの交流があったわけではないため、アメリカおよびヨーロッパのエスタブリッシュメントの本質を広瀬氏が捉えていないという情報を、実際にロスチャイルド一族などと交流を持つ某識者から直接筆者は聞いている。よって、広瀬氏の著書は割り引いて読む必要があり、アメリカの支配層を鳥瞰図的に捉えるための参考資料程度に利用すればよいと思う。

一方、1980年代から1990年代にかけての米国は、「雇用なき繁栄」という大量失業と不安定就業が恒常化して中流階級が没落していった時期であり、一握りの富裕層と圧倒的多数の困窮層という極端な二極化が進行した時期であった。不幸にして、現在の日本も二極化が進行しているのはご存じのとおりである。このように、低開発国の民衆や先進国の低所得層の民衆の犠牲の上に成り立っているのが、「世界の政治・経済のエスタブリッシュメント」が主導する「アングロ・ユダヤ金融戦略」の実体であることを忘れるべきではない。

次に、「世界の政治・経済のエスタブリッシュメント」のグランドストラテジー(大戦略)が世界の政治・経済にどのような影響をもたらしているのかについて筆を進めてみよう。

物部氏の指摘にある米国経済、さらには世界経済をコントロールしているというアングロ・ユダヤ連合による金融ヘゲモニーをはじめ、軍事・情報など他分野のヘゲモニーも視野に入れて考察するにあたり、最良の指南書の一冊が『国際寡占体制と世界経済』(岩城淳子著 御茶の水書房)である。

1203iwaki 

 

(1) 国際的金融ヘゲモニー

(2) 国際的情報ヘゲモニー

(3) 国際競争力としての生産性優位の確保

(4) 世界の科学・技術分野におけるリーダーシップの掌握

(5) 原料・エネルギー資源の囲い込み

(6) 国際関係の戦略的構成

(7) 地球ないし宇宙規模の軍事ヘゲモニー

出典:『国際寡占体制と世界経済』(岩城淳子著 御茶の水書房 P248 

戦後の米国の歩みを振り返ってみると、第二次世界大戦後から1970年代初頭までは戦禍を免れた唯一の参戦国であった米国が圧倒的な力を固持していたことに気づく。しかし、ベトナム戦争などにより米国が国力を消耗している間、戦禍に見舞われたヨーロッパおよびアジアの諸国が復興を遂げ、ついに米国を1971年8月のニクソン・ショック(金ドル交換停止)が襲い、戦後の国際経済秩序の根幹をなしていたIMF・GATT体制、所謂ブレトンウッズ協定に終止符が打たれたのであった。このように書くと、パクス・アメリカーナが終焉を迎えたかのような印象を読者に与えかねないが、実際はニクソン・ショック以降のパクス・アメリカーナの基盤は一層強固なものとなったのである。そうした米国主導による世界体制が確立された時期が1980年代であったと言えよう。

ここで、『国際寡占体制と世界経済』を下敷きに、岩城教授の図にある(1)(7)を筆者なりに解釈すると以下のようになる。

(1) 国際的金融ヘゲモニー

国際的金融ヘゲモニーとは、本稿で取り上げている世界経済の支配層そのものを指し、それが岩城教授の描いたヘゲモニー構造図の頂点に置かれているのも、国際的金融ヘゲモニーこそが中核的なヘゲモニーだと岩城教授が捉えていたからである。ニクソン・ショック以降、今日に至っても相変わらず不換紙幣ドルが世界の基軸通貨として流通し、巨大銀行がニューヨークに集中している事実そのものが、米国主導の国際的金融ヘゲモニーの重要性を示す何よりの証となる。尤も、国際金融市場におけるドルの垂れ流しという米国のしたい放題に歯止めをかける意味で、ヨーロッパ諸国が2002年1月にEUの統一通貨であるユーローを登場させたことの意義は大きく、今後の米国主導による経済支配層に少なからぬ影響を与えると見て間違いない。

(2) 国際的情報ヘゲモニー

国際情報通信分野における米国の情報ヘゲモニーは、上記の(1)国際的金融ヘゲモニーと密接な関連性を持つ。何故なら、投機的金融市場では一瞬の差、一瞬の情報格差が勝敗の決め手となるためからである。1815年6月19日に大英帝国とフランス両国の命運を賭けたワーテルローの戦いの結果を誰よりも早く入手したネイサン・ロスチャイルドが、ロンドンの株式取引所で巧妙な手口を使って濡れ手に粟の莫大な大金を手にしたという逸話を思い出せば、情報の大切さは一目瞭然となる。尤も、ネイサン・ロスチャイルドの入手した情報は“素材”に過ぎず、来る情報化社会においては素材である情報を分析・統合した上で判断を下すという “インテリジェンス”の方が重要視されることは間違いない。

(3) 国際競争力としての生産性優位の確保

「アメリカが金融ヘゲモニーとして優位に立つためには、米国系の多国籍企業が他国系の多国籍企業に対して競争上優位な地位を確保していることが必要であり、そのためには設備の近代化・人減らし合理化による労働生産性の向上すなわちコスト・ダウンで優位に立たねばならない」と『国際寡占体制と世界経済』の著者である故岩城淳子教授は説いており、筆者も同意見である。なお、生産性について考察するのであれば、併せて情報ヘゲモニーの一環であるCALS(生産・調達・運用支援統合情報システム)の脅威を知っておく必要がある。すなわち、米国においては、政府、官庁、軍隊、民間、果てはアカデミーすらもCALSによって統括されているという現実である。日本では光ファイバー網云々と騒いでいるが、これではあまりにもハード志向に偏り過ぎていると言えないだろうか。もっとソフトウェアなどのインタンジブルなものにも目を向けていくようにしないことには、今世紀に本格化する地球規模の情報化において日本は立ち後れていくばかりだ。

(4) 世界の科学・技術分野におけるリーダーシップの掌握

日欧米系の多国籍企業では、利潤を獲得していくために常に新製品開発に力を注いでいるが、そのためには科学・技術両分野において他をリードしていくことが不可欠となる。そのためには基礎科学も含め、将来を見通した科学・技術分野の戦略を立てることが必要であろう。しかし、ロケットで有名な故糸川英夫博士がいみじくも「日本にはサイエンスがない」と語っておられたように、基礎研究・科学を軽視している日本には残念ながら科学の名に値するものは皆無に近い。日本人の科学軽視の傾向はセマンティックス音痴に由来するものであり、日本の将来を思うにかえすがえすも残念なことである。

(5) 原料・エネルギー資源の囲い込み

産出・生産地域の偏った石油、レアメタル、食糧などに関して、米国は二国間協定等により資源の囲い込みを進めてきたが、これは高度な戦略の部類に属す。最近の例を挙げるならば、9・11事件を引き金として発生した米国によるアフガン侵略も、一種の原料・エネルギー資源囲い込み戦略である。さらに、一つ上の次元から眺めれば前世紀は石油を中心に世界は動いてきたことが一目瞭然であり、これは21世紀に入った今日においても変わるところがない。尤も、情報大革命の前夜に相当する現在、エネルギーの中心が石油から情報にシフトしつつある現実にしっかりと目を向けることが大切だ。

(6) 国際関係の戦略的構成

「米国を頂点として、その下位に米国と特別の関係にある諸国(日・英・独・サウジアラビア・イスラエルなど)を結集し、更にまた、その下位に戦略上重要な諸国を…という具合に、戦略的重要性にもとづいて重層的に編成された国家関係をさす。この戦略的重要性は、ヘゲモニー構造の維持と資本主義体制の維持の観点から見たもので、当然、ヘゲモニーの各要素とも深く関連している。(中略)戦略的な国家関係の確立にあたっては、その奥深い背後にある人的コネクションが重要な役割を果たしているが、それを可能にしたのは、政・官・財界その他諜報分野にいたるまでの内外の各種人材、特に外国の人材を長期間にわたって大量に育成し、全世界に戦略的に配置してきたことである。こうした人材育成のスポンサーとしては、米国政府だけではなく、ロックフェラー財団、フォード財団などの諸団体やフルブライト基金のようなさまざまな奨学基金があげられよう」と『国際寡占体制と世界経済』の著者である故岩城淳子教授は説いている。筆者も基本的に岩城教授の意見に同意するものの、岩城教授と意見を異にする部分もある。第一に、英国やドイツと同一レベルに日本を岩城教授は取り上げているが、米国は戦略的に英国やドイツの下位に日本を位置づけていると筆者は思う。第二に、人的コネクションについて言及するのであれば、フリーメーソンについても言及しないことには片手落ちという点も指摘しておきたい。

(7) 地球ないし宇宙規模の軍事ヘゲモニー

「圧倒的に優勢な核兵器体系や人工衛星システムを軸とする宇宙覇権を背景に、各種軍事協定によって戦略的に重要な地域をコントロール下に置きながら(6)、各々の地域の特殊性に応じた、科学・技術の先端部分、原料・エネルギー資源などの囲い込み(45)や、地球を覆う情報・通信網の構築(2)などを実現させてグローバルな管理体制に万全を期するという構図である。また、ケインズ的有効需要政策においても、科学・技術戦略においても、軍産複合体が果たす役割はきわめて大きい。こうした全体的関連の中で体制保証の支柱をなしているという意味で、(7)がヘゲモニー構造全体を支える基盤の位置を占めているといえよう」と『国際寡占体制と世界経済』の著者である故岩城淳子教授は説いている。岩城教授の主張のとおり、軍事力はパクス・アメリカーナを維持し、(2)(6)を貫いていくためにも不可欠なものであろう。ようするに、(1)の金融ヘゲモニーと(7)の軍事ヘゲモニーは、岩城教授の言う諸ヘゲモニーを推進していく両輪に相当すると言えよう。

以上、パクス・アメリカーナをさまざまな角度から検証してきたが、ここでふと筆者の脳裏にパクス・ブリタニカが浮かんだ。ご存じのとおり、かつてはパクス・ブリタニカの覇者たる英国は、ボーア戦争、第一次大戦、第二次大戦と半世紀にわたって続いた三つの戦争で国力を消耗・衰退させ、ついにはパクス・アメリカーナに覇権が移行したというのが『国際寡占体制と世界経済』の岩城教授をはじめとする世間の一般的な見方である。しかし、果たしてそうであろうか。寧ろ米国は未だに真の独立国とは言えず、深奥は相変わらず英国の「植民地」のままではないのだろうか。英国本土だけに目を向ければ確かに王室と労働者しか残っていないが、真に優秀な英国人は世界中に散らばっていて世界のソフトウェアといったインタンジブルな分野に深く関与している事実を見過ごしてはいないだろうか。

2003年11月吉日

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年11月 8日 (火)

放射能に負けねーど(2)

本稿は、5月4日にアップした「放射能に負けねーど」の続編である。

福島原発から撒き散らされている放射性物質を巡って、その後の日本人は真っ二つに分かれてしまった。副島隆彦を代表とする「放射能怖くない派」と、飯山一郎を代表とする「放射能怖い派」とにである。さらには、親子・兄弟・親戚・友人・知人の間でも、「放射能怖くない派」と「放射能怖い派」とに別れてしまい、「原発離婚」なる新しい言葉も誕生したほどだ。

筆者は「放射能怖い派」であり、飯山一郎氏の行動を支持する。今回は、その飯山一郎氏も参加している新コミュニティを紹介しよう。以下は件の新コミュニティの管理者からのメッセージだ。

「乳酸菌等で真剣に被曝対策を考えている方へお薦めのコミュニティを紹介します。詳細はhttp://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=13181941の373番の投稿を参照して下さい。何と、あの飯山一郎先生もメンバーです!」

小生も幸い参加させてもらったが、放射性物質地獄の日本、特に東北関東圏に住む者にとっては、己れと家族を放射性物質から守るという「」の観点からの情報が、連日交わされているのは心強いと思った。また、「乳酸菌」は無論のこと、「焼き塩」、「空気清浄器」など、放射能地獄で生きていくために不可欠な「」の情報も満載だ。

それだけではない、「」(メンタル)の情報(お話)が時折流れて来るところに、同コミュニティの人間味というか温もりを感じる。例として、今朝(11月8日)は以下のような記述が目に止まった。一見、放射能対策と無関係のようだが、今までのモノに支配されていた世界から、ココロで満たされた世界に移行することが、これから生きて行く上で切なことを、暗に示したメッセージとなっている。

足るを知るということは、今現在自分が置かれている環境が感謝でき、幸せだと思える心を持っていることです。

そしていまの幸せを土台にして、みんなでその上に
夢と希望を積み上げていくことで、未来にむかって
成長し続けることが出来ると思います。

大勢の読者の参加を期待したい。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年10月10日 (月)

平成24年度の御製カレンダー

昨日、来年度の昭和天皇御製カレンダーの案内が郵送されてきた。昨年は1部のみを購入したが、今年はもう1部購入して、長期入院している実母の病室にも飾って貰おうと考えている。
http://www.f-showa.or.jp/3_kankou/2_calendar.html

さて、ここ数年にわたり今上天皇が年の始めの歌会としてお催しになる歌御会始(うたごかいはじめ)だが、皇室インナーサークルの栗原茂氏から、毎年2月頃に歌御会始に籠められた深奥のメッセージの一部を聞かされているだけに、昨日は来年の御製カレンダーに掲載される昭和天皇の御製のメッセージを読み取るべく、『昭和天皇のおほみうた』(鈴木正男著 展転社)を久しぶりに紐解いてみた。

一読して、今年の3月11日の東北沖大震災とその後の復興を念頭に置いた、平成24年度の御製カレンダーであることが読み取れるのだ。最初の御製(1~2月)は「あらたまの年をむかへていやますは民をあはれむこころなりけり」であるが、鈴木正男が「前年の関東大震災の悲惨と虎の門事件を下敷にされた御作であることは余りにも明らか」と述べているとおり、来年のカレンダーの冒頭にこの御製を持ってきたのも、311を強く意識してのことであることは明白だ。

Gyosei2401_02
続く御製(3~4月)は「もえいづる春の若草よろこびのいろをたたへて子らのつむみゆ」であり、『昭和天皇のおほみうた』で同御製を「この御製は昭和二十五年(一九五〇)の新年歌会始の御作である。二十五年になると苛酷な占領政策も緩和され、日本国民も漸く生気を取り戻して、祖国復興も軌道に乗りつつあつた。御製にはその喜びがにじみ出てゐるのを拝する」と述べているように、まさに東北沖大震災と福島原発事故からの祖国復興を、軌道に乗せたいという御心を暗に伝えていることが想像できるのであり、そのあたりは続く御製(5~6月)「うつくしく森をたもちてわざはひの民におよぶをさけよとぞおもふ」で一層明白となる。

その後の御製三首(7~8月、9~10月、および11~12月)は、月々に相応しい内容の御製であるが、特に注目すべきは最後の以下の御製だ。

静かなる世になれかしといのるなり宮居の鳩のなくあさぼらけ

Gyosei2411_12
ここで筆者は、「宮居」と「あさぼらけ」に注目した。大辞林によれば、宮居とは「皇居を定めること。また、その所。皇居」とある。何処へ定めようとするのか…。「あさぼらけ」にヒントが隠されていた。百人一首に以下の歌がある。

朝ぼらけ 有明の月と みるまでに 吉野の里に ふれる白雪
《坂上是則(31番) 『古今集』冬・332》

念のため、上記の歌の英訳を以下に掲載しておく。
At peep of day, the waning moon
Should seem to shed her paling light
Upon Yoshino's hamlet lawn,
The snow so bright doth make the night.

ここで、「吉野」が出てきた。落合莞爾氏の主張する「東京皇室と京都皇統説」を念頭に、昭和天皇の御心を読み、さらに来年の1月に今上天皇の御製、皇后陛下の御歌、皇太子と皇太子妃の詠進歌、皇族の詠進歌が発表された段階で、上記の昭和天皇の御製と組み合わせて立体構造にすることにより、皇紀暦2672年(西暦2012年)の大きな流れが掴めるはずである。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2011年5月15日 (日)

放射能地獄を生き抜こう!

今回の福島原発事故だが、インターネットで情報収集をしている人と、そうでない人との間で驚くほどの情報格差が生じている。これが東日本大震災の発生した3月11日以前なら、情報格差も仕方がないの一言で済ませることもできたが、3月11日以降は正しい情報を入手できるか否かによって、その人の命にも関わるようになってきたため、そうも言っていられなくなってきた。

しかし、未だに新聞やテレビといった大手マスコミの報道を、そのまま鵜呑みにしている人たちが多く、筆者が本当の情報を伝えても、素直に納得してくれる人はほんの一握りで、大半の人たちは無関心であったり、アホなこと言うなで終わることが多い。それどころか、小生の情報提供に対して、有り難迷惑だという顔をする人たちもいるのだ。そこで、小生は以下の葉書を親戚友人に送付するのを最後に、以降は問い合わせしてきた人たちだけに情報を伝えていくことにした。

ご参考までに、以下は近く送る予定の葉書の電子ファイル(Word)である。似たような葉書を親戚知人に出したいと思った人は、遠慮なく小生の電子ファイルを使って親戚知人に送ってもらっても構わない。(網目にした「サムライ」や「電話番号」は変更のこと)

「NewSunKIn.doc」をダウンロード

前略 親戚友人の皆様、本日は是非お知らせしたい事があり、この葉書を認めました。
 5月8日、福島原発で開かれた事故対策統合本部の共同会見で、チェルノブイリの148~370万に対し、福島は300~3,000万ベクレルに達したことが明らかになりました。そのため、何も対策を講じないと、近い将来において大勢の人たちがガンになり、奇形児が生まれることが予想されます。
Chernobyl01   
ここで、現時点で考えられる最良の対策は乳酸菌です。詳細は飯山一郎氏のホームページを参照。
http://grnba.com/iiyama/
ご参考までに、乳酸菌の作り方は以下のとおり。
・    米をといだ最初の水をペットボトルに入れ、粗塩を1%加え、常温で1週間寝かせる。1日1回優しく攪拌する。
・    1週間経ったらニオイを嗅ぎ、舐めてみて、酸っぱければ成功、腐っていたら失敗。成功するまで繰り返す。
・    成功したら、乳酸菌を飲んだり吸ったりすることで、身体から身放射性物質が排出されるので、放射能地獄の東日本(東北・関東地方)で生き抜くことができる。
草々
  ※ お電話での問い合わせ、歓迎!
平成23年5月吉日  サムライ  Tel: 03-5555-8888

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年5月 4日 (水)

放射能に負けねーど

東北関東圏の東日本が、恐ろしい放射能地獄になってしまったことについて、未だに政府は認めていない。一方で、真実を知った人たちが、以下のような貴重なビデオを続々と知らせてくれている。

バズビー教授 チェルノブイリと 同じくらい深刻 それ以上の人口が被爆

放射能をあびると、あなたの赤ちゃんは『どう変化するか』?

放射能地獄の中にあって打てる手は幾つかあり、その内の一つが飯山一郎さんの技術だ。詳しくは、筆者が作成した以下のPDFファイルを見て欲しい。また、友人知人にPDFファイルを配布して頂ければ有り難い。

「iiyama_advice.pdf」をダウンロード

放射能に負けねーど

Iiyama
             飯山一郎でござる

 政府や東電が大ウソこいているのに気づいたアンタは偉い! でも、このまんまだと俺(あたい)は確実にガンになって、やがて死んじまう…。どうすんべ……ホワァ~ト・シュド・アイ・ドゥ~(What should I do?)…(涙そして涙)。

 そんな時、飯山一郎さん(上の写真のヒト)のツイッター、ホームページ、掲示板のいずれかに出会ったアンタは、本当にラッキーなヒトだ。以下、飯山さんのツイッター・ホームページ・掲示板を紹介すんから、放射能地獄の中で生き延びたいと思うんなら、一度アクセスしてみな。

■ 飯山一郎のTwilog    http://twilog.org/iiyama16
■ 飯山一郎のLittleHP    http://grnba.com/iiyama/
■ 飯山一郎の殺談室    http://grnba.bbs.fc2.com/
※ 一番のお勧めは、飯山さんのTwilog。右列に「つぶやき検索」というのがある。自分が知りたいと思う単語、たとえば「よもぎ」を入れると、あら不思議、よもぎ(蓬)に関する記事が、ズラーと出てきた。この機能を使わない手はないぞ、是非一度試してみよう。

 飯山さんがTwilogで、「日本は国家社会が崩壊した無政府状態.国家や政府に一切頼らず自力で生き抜いていかねばならぬサバイバル社会になってしまっている」と語っている。これは本当だ。3月11日以降、我々は最早国に頼ることはできず、自分と自分の大切な家族を、己れ自身で守っていかねばならなくなったのだ。特に、東北関東圏の東日本の人たちは、放射性物質に汚染された大地の中で、これからも生きていかねばならない。そのため、何も手を講じないと、やがてガンになって早死する運命だ…。(注:日本の政体は死に体だが、日本の国体は安泰なのでご安心を! 次の拙稿を参照 http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2011/04/post-9a7f.html

 だが、天は我等を見捨てなかった。このような国難に直面したときこそ、本物の人物・思想・技術が出てくるものだ。放射能地獄に住む東日本の人たちに、自分と自分の大切な家族を守る術を、飯山一郎さんが惜しみなく公開してくれた。

 以下、初めて飯山さんを知った人たちのために、飯山流の放射能対策の基本中の基本を述べておくので、即実行して欲しい。なお、詳細については、上記の飯山さんのTwilog、HP、掲示板を参照のこと。

・米を水でとぐ時、最初にといだ水をペットボトルに入れ、常温で1週間寝かせる。
・1週間後にニオイを嗅いでみて、酸っぱいニオイがしたら成功、腐ったニオイがしたら失敗。成功するまでやる。
・成功したら、飲んだり吸ったりするだけで、身体から身放射性物質が排出されるので、放射能地獄の東日本でしぶとく生きていける。

以上

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年4月26日 (火)

後藤組の仁侠

B1110425 筆者は4月6日にををしさという記事をアップし、「後藤組の仁侠が、身体を張って被災者のために動いた」と書いた。すると、4月22日に発売された『月刊日本』5月号に、筆者の話の正しさを証明する記事が載ったので以下に紹介する。

被災地救援ルポ

北北東に進路をとれ! いち速く被災地に乗り込んだ「G-RISE日本 憚りながら支援者後援」

01  3月11日午後2時46分、三陸沖を震源地とするマグニチュード9の巨大地震が発生した。直後の津波、さらに福島原発事故と、予測だにしなかった大惨事により、我が国は肇国以来の試練に直面している。この大惨事で死者行方不明者は3万人を超え、避難住民はピーク時で30万人にも及んだ。

 巨大地震と津波によって引き起こされた福島原発の放射性物質の拡散は事態をより深刻なものにしている。

 地震と津波の直後、福島第一原発の2つの原子炉でメルトダウン(炉心溶融)が始まり、翌12日午前、菅首相は半径10キロ圏内の住民に対し避難命令を発令した。その直後に1号機で水素爆発が発生、避難指示の範囲は半径20キロ圏内に、現在はさらに半径30キロに拡大されている。

 4月12日には福島原発の事故評価がチェルノブイリ原発事故と並ぶレベル7に引き上げられた。管首相は内閣参与に「原発周辺には20年は住めない」と漏らした。

 我が国にとって実に重大なる危機であり、「国難」と言うべき事態である。

 いま我々、国民一人ひとりが、この非常事態にどう臨み、どう行動すべきかを問われている。

 地震発生からーヵ月余、東日本は危機的状況の中で呻吟しているが、地震直後の3月12日、福島原発事故の避難民に救援物資を届け、被災者を激励しようと即刻行動に移した人たちがいる。震災救援隊「G-RISE日本」だ。

B1110426_2  リーダーは夏井辰徳、故野村秋介の門下生で、現在は野村の親友だった後藤忠政に薫陶を得て活動している。後藤は昨年、自著『揮りながら』を上梓してベストセラーになった。また袴田巌死刑囚の冤罪事件をテーマにした映画『BOX袴田事件-命とは』をプロデュースし、モントリオール映画祭に出品されるなど話題を呼んだ。夏井はこの映画『BOX』の脚本家だ。

 今回の地震発生直後、後藤は夏井らと早急に被災地の救援しなければならないと決意、即座に実行に移し、「日本の魂、精神の復興」を目指す震災救援隊「G-RISE日本」を結成した。

 夏井と副代表の徐裕行の2人は12日午後、先発隊としてワゴン車一杯に水と食糧、缶入りのガソリンを詰め込んで出発した。通行止めになった高速道路を避け、国道4号線を一路北上し、翌13日午前3時、福島県須賀川市内に入った。

 須賀川市内の道路には亀裂が走り、陥没箇所もあった。全戸で断水、ガソリンスタンドも全店休業状態だった。この時、すでに福島原発3号炉で水素爆発があり、半径20キロ圏内に避難指示が出されていた。

 夏井は現地の福島で確認した被害状況や東京の救援本部との協議の結果、地震、津波被害だけでなく、放射能被害の危機に晒されている南相馬市に救援物資を持って行くことになった。

 南相馬市は地震、津波によって、海岸付近はほぼ壊滅状態となり、300人余の住民が死亡、l000人余が行方不明となり、5700人以上が避難生活を余儀なくされていた。

 14日早朝、南相馬市に入った夏井は避難所の小学校の校庭にワゴン車を止め、仮眠をとっていた。14日午後10時過ぎ、突然ジープに乗ってやってきた自衛隊員が体育館に避難していたl000人余の住民に、こう告げた。

「上からの命令で我々に退避命令が出ました! 皆さんを置いていくのは大変心苦しいが、命令である以上、従わなけれぱなりません。私見ですが、ここは安全ではありません。逃げられる方は今すぐ逃げて下さい!」

 自衛隊員はこう告げ、ジープに乗って走り去った。

 館内は騒然となった。避難住民パニックに陥り、住民は悲鳴を上げて出口に殺到、大半の人はマイカーに分乗して福島萬方面に逃げ出した。避難住民には屋内避難の指示が出ているにもかかわらず、自衛隊には危険だから退避せよとの命令が下されたのだ。半数以上の人が体育館から逃げ出したが、逃げる車も、体力のない高齢者だけが体育館に取り残された。

02  14日深夜、東京の「G-RISE日本」本部から、2台のトラックが南相馬市を目指して出発した。トラックには、老若男女用下着、Tシャツ、手袋、ペットボトルの水が満載されている。

 2台のトラックは北関東道、東北道を抜け、15日正午過ぎに夏井の待つ南相馬市立石神小学校に到着した。水や毛布、下着やトイレットペーパーなどを降ろした後、1000人余が避難している石神中学校に移動、4tトラックー台分の救援物資を提供するなど、避難所数個所を半日がかりで回った。

 ここ南相馬市には屋内退避指示が出されため救援物資が届かず、「陸の孤島」と化していたのだ。

 救援物資を配り終え、トラック部隊が東京に戻ろうとしていた15日夕方、市職員が夏井のもとに駆け寄ってきた。「救援物資は有り難いのですが、それ以上に避難住民が望んでいるのは、ここからの脱出なのです。

 ここに残されている人は津波で全て流されてしまい、着の身着のままで辿り着いた人、高齢や体の不自由な人など、逃げたくても逃げられない人ばかりです。この窮状を私たちに代わって福島県に伝えてもらえませんか」

 夏井は福島県知事と直談判すべく、16日深夜、県庁に向った。翌17日早朝、県庁に着いた夏井は知事との面会を申し入れたが会えず、災空且刈策室長に南相馬の窮状を訴えた。

「県庁からバスを出し、避難所に残された住民たちを救い出して欲しい」

03  夏井は災害対策本部に詰めていた地元テレビ各局記者のインタビューに応えて南相馬の実情を伝え、対策本部を出ようとした。その時、複数のテレビ局記者が駆け寄り、夏井にこう言った。「このハンディカメラをお貸ししますから、南相馬の様子を撮影して欲しい」

 彼らテレビの記者は、自らは安全地帯にいて、放射能汚染で危険地域とされた場所の撮影は他人に任そうというわけだ。夏井は「それはあなた方の仕事じゃないですか」と、即座に断った。

 夏井らの要請を受けた福島県庁は直ちに、南相馬市の避難住民救出のためバスを出発させた。バスは17日夕方、「陸の孤島」と化した南相馬市の避難所に到着した。

 福島県いわき市も南相馬と同様、屋内避難の風評被害の影響で支援物資が届かず、住民はいらだっていた。

「G-RISE日本」は、いわき市へのトラック部隊派遣を決めた。

 トラックには、バナナ、ミカンといった果物、タオルやトイレットペーパーなどの生活必需品に加え、被災地で極度に不足していた灯油などの燃料が一杯に詰め込まれた。

 避難所になっている中学校に到着したトラックから灯油が下ろされた。その瞬間、避難住民から歓声が上がった。

 トラック部隊は20日にも、いわき市に入った。10tトラックー台には水、4tトラック2台には米、インスタントラーメンなどを積み込み、いわき市内の避難所となっている体育館や中学校に運び込んだ。

04  いわき市の避難所を回って救援物資を配ったが、残った物資は北茨城市の市役所に搬入した。

 救援活動に当った「G-RISE日本」のメンバー10名余は疲労困憊気味だった。しかし、一連の活動を終え、晴れ晴れとした表情で現地を後にした。

 3月15日から20日にかけて、後藤が組織した「G-RISE日本」が被災地に届けた救援物資は驚くべき量だ。

 水が約20トン、米や乾麺、果物など食糧12トン、毛布4000枚、下着など衣類4トン、タオルやトイレットペーパーなどの生活必需品約2トン、加えて灯油ドラム缶4本分(800リットル)にも及んだ。

 東日本大震災は我が国に未曾有の惨事をもたらし、いま日本国は存亡の渕に立たされている。

 我々日本人の一人ひとりが、危急存亡の時に、「自分は祖国のため、同胞のために、何ができるのか」を、問われている。

Gekkan110501 Gekkan110502 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年4月20日 (水)

真の愛国者

毎日必ずアクセスしているのが、ブログ友である飄平さんの【つむじ風】だ。飄平さんの書いている記事は優れており、筆者は賛意を示すコメントを、ブログ【つむじ風】に数多く投稿している。しかし、昨日の記事「緊急特番・東日本関東大震災の真相は!?」に関しては、異論を唱えておきたい。それは、ベンジャミン・フルフォード氏についてである。

B1110420 フルフォード氏がアメリカに入国する時、フリーパスで入国しているという情報を、大分前になるが筆者の道友が教えてくれたことがある。その時、道友が引き合いに出したのがビル・トッテン氏で、同氏の場合は母国アメリカに帰国すると、空港で徹底的に取り調べられたという。それは、同氏が「米国政府のホームランド・セキュリティ・エージェンシー」のブラックリスト」に載っているからなのだ。このあたりの経緯は、ビル・トッテン氏の『愛国者の流儀』(PHP研究所)を参照のこと。逆にフリーパスで入国できるフルフォード氏は、ブラックリストに載っていないことを意味する。

次に、筆者は皇室のインナーサークルである栗原茂氏との接触があることから、皇統奉公衆(栗原氏の造語)とは、どのような存在か筆者なりに知っているつもりだ。フルフォード氏も、皇統奉公衆のことを指していると思われる、組織「結社・八咫烏」云々について以下のページで取り上げているが、出鱈目もいいところだ。
八咫烏(やたがらす)と裏の天皇が動き出した

なお、フルフォード氏の云う「結社・八咫烏」、すなわち皇統奉公衆については、拙稿で簡単に述べたので参照のこと。
『真贋大江山系霊媒衆』

さて、飄平さんが上記の記事で紹介してくれた、フルフォード氏のビデオを見た。英語だが、字幕が入っているので理解しやすいと思う。

最初に、基本的に賛同できたフルフォード氏の発言は、以下の二点だ。

間もなくフリーエネルギーが実現するだろう。
今回の東日本大震災は地震兵器(ハープ)によるものである。

しかし、その他のフルフォード氏の発言は信用できない。たとえば、フルフォード氏は以下のように述べている。

アメリカの船や潜水艦は日本の北東部に移動し、そこで海底深くに核爆弾を仕込み、津波を起こして災害をもたらしました。

B1110419 確かに、『巨大地震は水素核融合で起きる!』(山本寛著 工学社)にもある通り、海底に核を仕掛けて地震(津波)を引き起こすことは、理論上可能である。しかし、そうしたことができるのは、何もアメリカだけに限ったことではあるまい。ロシアや中国にはハープを駆使できる技術がないとでも断言できるのか。そのあたりをフルフォード氏は、何故調べないのか不思議である。

ジョージ・ブッシュ(父)、キッシンジャー、デビッド・ロックフェラー、ジェイロックフェラー、ローマ法王、チャールズ皇太子

フルフォード氏は、人工地震を引き起こしたのは、上記に示すCFRのトップであると主張するが、眉唾物だ。筆者の認識は、本当に世界を動かす人物、すなわち上記の者たちを操っている支配者層が存在し、支配層はマスコミには登場していないと考える。

次に、筆者は過日の拙稿で以下のようなコメントを書いた。

今日の日本政府が民草を大切にしないのには理由があり、敗戦後のGHQによる支配が目に見えぬ形で今日も続いているのが大きいと思います。敗戦当時の日本政府や警察は頼りにならなかったので、GHQが日本の治安維持に利用したのが仁侠の徒でした。しかし、今日では逆に仁侠の徒が邪魔になったので、彼らの息の根を止めるために発布されたのが、あの悪名高い暴対法(暴力団対策法)でした。

情報は命に直結する(3)

ここで、改めて『愛国者の流儀』に目を通すと、上記の筆者の主張が、同書の第1章・第2節「巧妙に奪い取られた戦後日本の愛国心」(p.30)に書かれていることが分かるのだ。

我々は、GHQの呪縛を我々自身で解かなければならない。その意味で、震災後に日本人のライフスタイルが、大きく変貌を遂げると思われる今日、波乱の世の中を生き抜くための羅針盤と成り得る、『愛国者の流儀』の一読をお勧めする。

真の愛国者トッテン氏に対して、フルフォード氏の場合、上記のビデオで以下のように発言しているが、お里が知れるというものである。

私達は大きな諜報組織の支援を受けています。その中にはヤクザ、CIA、ペンタゴン、M16、英国安全局の人々もいます。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011年4月19日 (火)

Twilog を始めました

本ブログ以外に、以下のブログも始めました…

サムライ(@fibonacci2010) - Twilog

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月15日 (金)

情報は命に直結する(4)

情報は命に直結する(3)で紹介したチェルノブイリ原発事故のビデオは、25年後の福島原発を映していると筆者は書いたが、先ほど飯山一郎さんのHPを見て、既に被曝した人たちが続出していることを知った。

最初に、ツイートで鼻血について情報が飛び回っているので、以下をクリックして確認して欲しい。
東日本大震災後の4月14日ごろからの鼻血と喉の痛みを訴えるツイートまとめ

上記のツイートでも紹介されているが、チェルノブイリ原発事故で被曝した人たちを取り上げた、以下の記事は貴重だ。検索機能を使って、鼻血に関する行だけでも目を通すといい。
チェルノブイリ原発周辺住民の急性放射線障害に関する記録

最後に、飯山一郎さんが「◆2011/04/14(木) 放射能が降る街に住み,しぶとく生き残る知恵!」という連載記事を開始している。被曝の恐ろしさを悟った方は、是非飯山さんのHPにアクセスして欲しい。なお、以下は本日の飯山さんのHPに載った被曝と鼻血の相関性についての記事。

◆2011/04/15(金) 悲しくも重大なニュース
とうとう恐れていた事態になってしまった.
被曝による放射能障害の自覚症状が,ネット内で大量に訴えられているのだ.
自覚症状とは,鼻血である.
鼻血は,放射能被曝の典型的な初期症状である.
しかも,内部被曝・体内被曝の隠しえない証左である.
例によって(国民の健康などどーでもいい)マスコミは一切報道しない.

なぜ鼻血がでるのか?

セシウム・ヨウ素などの放射性物質を吸いこむと…,
鼻腔の粘膜細胞や毛細血管細胞が放射線(電磁粒子)によって破壊される.
当然,血がにじみ出てきて,出血症状を呈する….

もしも鼻血が出たら,鼻腔や喉を水で洗浄し放射性微粒子を洗い流して下さい!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011年4月12日 (火)

東日本大震災とツラン

現在の福島原発問題に絡み、世界戦略情報誌『みち』の栗原茂稿に、近く重要な情報が載る予定である。以下に、その一部を引用しておこう。

日本列島は電力会社を必要としなくなり、発電所も変電所も電線も必要ない電力供給が可能な社会を生みだすだろう。

この文章が何を意味しているのかと言えば、日本には原発は無論のこと、水力発電所や火力発電所すら無くなっても、今回の東日本大震災以前のような電力需要を、賄うだけの“未来技術”が既に実現していることを意味している。それが実現すれば、当然のことながら東電のような会社は、最早無用の長物となるのだ。

栗原氏本人から数回にわたって、“未来技術”についての情報を直接耳にしているので、遠からず実現するだろうと朧気ながらも思っていたが、数日前に入手した本を読み、“未来技術”が実現すると確信するに至った。その書籍とは、『放射能で首都圏消滅』(古長谷稔著 三五館)という本であり、その第123ページに、京セラの設立者で現在は日本航空の会長を務める、稲盛和夫の名を見出したのだ。詳しくは筆者が以下に画像ファイルにしたものをクリックして欲しい。
B1110412  Hama

B1110410 恐らくは、ネット社会では稲盛和夫という人物は、胡散臭い人物に思われているはずだ。筆者も『京セラ 悪の経営術』(瀧本忠夫著 イーストプレス)といった本を読んでいただけに、稲盛氏に対して余り良い印象は持っていなかった。筆者の稲盛氏に対する印象がガラリと変わったのは、上記の栗原茂氏から稲盛氏に関する情報を得たからである。端的に云えば、稲盛氏は平成の瀬島龍三と言ってもよく、瀬島龍三や稲盛和夫のように世間では余り良く思われていない人物が、実は裏では日本のために重要な仕事をしていたのだ。

ここで瀬島龍三に関して述べるとすればいろいろな人たちが瀬島龍三について書いているものの、残念ながら瀬島龍三の本当の姿を描いたライターは、筆者が目を通した限りは皆無だ。

B1110411 たとえば、保阪正康というノンフィクション作家がいる。保阪氏も、『瀬島龍三 参謀の昭和史』(文藝春秋)という本を著している。同書に目を通せば分かることだが、保阪氏の瀬島に対する評価は低い。筆者も栗原氏の話を聞くまでは、保阪氏同様に瀬島龍三には良い印象は持っていなかった。しかし、事実はそうではなかったのである。

Sejima    Inamori

横道に逸れてしまったが、今言えることは、今年から再来年(2013年・皇紀暦2673年)にかけて、世界は大きく変貌を遂げるということだ。上記の栗原稿にはツランについても書いているので、ここに引用しておこう。

いま地球圏は文明激動の転換期にあり、日本の近未来に例えれば、天皇制に集う日本人の兄弟ツラン民族が続々と日本へ向かう姿が映し出される。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧