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2016年4月19日 (火)

『古写真研究こぼれ話 三』出版のお知らせ

16041907_2 高橋信一先生がフェイスブックに書き連ねた記事が、『古写真研究こぼれ話』、さらには『古写真研究こぼれ話 二』の形となって出版されていますが、この度、第三弾『古写真研究こぼれ話 三』が発行の運びとなりましたのでお知らせします。詳細は以下のPDFファイルを参照してください。
「book3.pdf」をダウンロード

この古写真研究こぼれ話シリーズ、今後も続いて欲しいところですが、どうやら今回の『古写真研究こぼれ話 三』が最後になるかもしれません。このあたりについて、上記のPDFファイルには書かれていないのですが、高橋先生から私信で最終弾になるかもしれないという理由を教えていただいており、またご本人からも承諾を得ているので、以下に簡単に背景を述べさせていただきます。

私は今年の2月に慶應義塾大学の文学部の3年生の図書館・情報学専攻への学士入学試験を受けて合格しました。5年前に慶應義塾大学を選択定年で退職した時に、東日本大震災の直前に今までのエレクトロニクスの専門とは異なる分野のことを勉強したいと思ってチャレンジしたのですが、受け入れてもらえませんでした。今回はそれのリベンジでした。

かつては慶應義塾大学の教壇に立っておられた身でありながら、今度は敢えて一書生として若い学生と肩を並べ、未知の分野を学ぶのだという行を読み、還暦を過ぎているというのに、衰えを知らぬ先生の向学心に頭が下がる思いをしたのでした。一方、学業に時間を取られるため、やむを得ず今までの活動を一時中止することになったようです。ともあれ、“最後になるかもしれない”と高橋先生は書いておられるものの、今後の成り行きによっては第四巻が出る可能性もゼロではないという点、少しは期待したいところです。

古写真の研究自体は、時間が許す範囲で続けますが、3月いっぱいでフェイスブックへの古写真の情報書き込みは一旦終了しました。ですから、将来第四巻を出せるようになるかは何とも言えません。3年後に考えます。

なお、以下は現在の高橋先生が過ごしておられるキャンパス生活の様子です。昨日京都に戻った上の息子も、京都の大学で歴史・古文書等を学んでおり、また高橋先生とも一度だけ顔を合わせていることから、将来どこかの学会で再会するかもしれませんね。

大学では「図書館・情報学」や「考古学」、「博物館学」などとともに「図書館の歴史」、「図書館の考古学」を勉強・研究します。元々小学生の頃から考古学の研究者になろうと思っていたので、55年振りに希望が叶いました。文字の発明・発達から書物を集積する図書館がどのようにして出来て、どのように発展して来たかを世界中の文明毎に比較・研究した成果を、古写真と同様本に書けるようになれればと思っています。

長い間フルベッキ写真でお世話になり、誠に有り難うございました。今後の高橋先生のご健闘を祈念しております。

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