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2011年4月13日 (水)

情報は命に直結する(3)

二週間近く前の4月1日だったと記憶している。いつも優れた智見を示し、かつ貴重な情報を提供している飄平さんのブログ、【つむじ風】が突然閉鎖された。(その後、復活したので一安心…)閉鎖のきっかけとなったのは、渡邉正次郎という評論家が書いた、以下の記事を引用したためらしい。
連続スクープ!!電力会社は暴力団の永久資金源!!原発作業員はすべて身元不明のプータロー。作業員送り込みは暴力団とフロント!!

記事元の渡邉氏にはお咎め無しで、同氏の記事を単に引用したに過ぎない飄平さんのブログを、サーバー元のOCNが閉鎖したというのも不思議な話だった。それは、過日ヤフーが飯山一郎さんのホームページを事前の断りなしに、しかも二度にわたって強引に閉鎖したことを思い出させるに十分だった。
強制的に閉鎖された、飯山一郎氏のサイト

ともあれ、渡邉氏の方にも何等かの圧力がかかったのだろう、同記事は既に削除されている。しかし、事は既に遅く、ネット上では千単位のサイトで同記事が引用されているのが分かる。筆者も簡単に問題の記事を探り当てることができた。そして一読してみて、問題となった箇所は以下の2ヶ所だと思った。

    「原発の作業員と清掃員は全員身元不明のプータローです。仕込みは関西の広域暴力団で、大阪の西成とかで多くを集め、足らなくなれば東京支部の連中に山谷、新宿周辺からも集めています。もちろん、募集の窓口は孫受け、曾孫受けですが、現場で声をかけるのはチンピラもいます。しかも、原発作業を隠して集めるんです」

    「そうです。何万人も死んでますよ。約50年間でしょ。全国の原発は55です。全部は活動していませんが・・作業員や清掃員は一ヶ所数人じゃないですよ、一日数百人から1000人以上送り込まれるんです。単純計算でも・・・。

要するに、「日本に原発が誕生してから約50年の間に、何万人という単位の人間が死んでいる。危険な原発の作業は普通の人間はやらないから、東電は暴力団を使って身元不明の人たちを掻き集め、原発の現場に送った」ということが、公にされたということに過ぎない。

ただ、渡邉氏の上記の記事で気付いた疑問を述べておきたい。それは、「仕込みは関西の広域暴力団」という行である。ここで言う“関西の広域暴力団”とは、どこを指しているのか? 関西に本拠を置く“暴力団”は四組織ある。山口組(神戸市)、東組(大阪市)、酒梅組(大阪市)、会津小鉄会(京都市)だ。この中で“広域暴力団”と言えるのは山口組しかなく、渡邉氏は直接名指しをしなかったものの、暗に山口組が問題の“広域暴力団”と言っているのも同然なのだ。

これは渡邉氏に限った話ではなく、ベンジャミン・フルフォードというカナダ人が、やはり山口組を相手に、同組の本部前で抗議している動画がある。

筆者は幾度か本ブログにも書いているとおり、阪神淡路大震災で真っ先に被災者に手を差し伸べたのが山口組であり、過日出所した山口組の司忍組長は真の仁侠の徒であることを知っている。渡邉氏やフルフォード氏が意識してか知らずか、日本の仁侠を巧妙に貶めようとしているのではと思ってしまうのは、筆者の考え過ぎなのだろうか…。いずれにせよ、渡邉正次郎氏とベンジャミン・フルフォード氏の奇妙な一致は、頭の片隅にい入れて置いて良いだろう。なお、仁侠と暴力団を混同している向きは、以下の拙稿を参照のこと。
『侠-墨子』

話が横道に逸れてしまったが、「再び強制的閉鎖されるのでは」と、飄平さんが恐れながら自身のブログで紹介してくれたビデオがある。「Chernobyl: A Million Casualties」と題したビデオだ。

そして以下は、同ビデオを紹介した飄平さんの記事である。
チェルノブイリ100万人の犠牲者!! これが真実!!

これは爆発から25年が経つ、チェルノブイリ原発事故の現在を語る貴重なビデオである。4月12日、保安院が福島原発を「レベル7」に引き上げたが、ビデオに映るチェルノブイリ原発事故もレベル7であり、25年後の福島原発がビデオの中に映っていると言っても過言ではない。ともあれ、ビデオを見れば分かるように、旧ソ連の政府がソ連国民の命など、虫けら程度にしか思っていなかったことは容易に見てとれるだろう。同様に、足尾銅山鉱毒事件から始まって近年は水俣病など、実例に事欠かない日本の政府も同じ穴の狢である。

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コメント

ひろみさん、良いお話をありがとうございました。

小生の場合、山口組などの組長と対等に付き合っている人物との付き合いがあるだけに、今後も時々仁侠の話をさせていただくつもりです。

今日の日本政府が民草を大切にしないのには理由があり、敗戦後のGHQによる支配が目に見えぬ形で今日も続いているのが大きいと思います。敗戦当時の日本政府や警察は頼りにならなかったので、GHQが日本の治安維持に利用したのが仁侠の徒でした。しかし、今日では逆に仁侠の徒が邪魔になったので、彼らの息の根を止めるために発布されたのが、あの悪名高い暴対法(暴力団対策法)でした。

「暴対法は、“良い”ヤクザを潰した」と亀井静香が嘆いていましたが、亀井さんの云う「良いヤクザ」とは、仁侠の徒に他なりません。幸い、司忍組長など真の仁侠の徒が健在であるのが、せめてもの救いです。

ともあれ、今年と来年は大変な年になりますが、お互いに乗り越えていきませう。

投稿: サムライ | 2011年4月13日 (水) 午後 07時42分

私が神戸に住んでいた時、山口組組長田岡家が学校のすぐ近くにありました。(中学からの駅までの通学路にありました。)転校して神戸に住むようになったので、最初聞いたとき驚きましたが、近所の人たちは、田岡家があるから、町内が安全だ、といっていていた記憶があります。一般人に手を出すのはチンピラ、という考え方でした。田岡組長がお亡くなりになり盛大なお葬式があったときも大きな騒ぎもなく、普通でした。阪神大震災で山口組が炊き出しなどを率先して行った、という話をきいて、やっぱりなぁ~、さすが、と思った記憶があります。

国を守るのと国民を守るのとは同じだと思うのですが、政府という集団になると、その原理が適用されないようなので、残念だなぁ~と思います。どこでどう間違ってしまったんでしょうね・・・。

投稿: ひろみ | 2011年4月13日 (水) 午後 07時04分

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