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2010年12月 1日 (水)

古事記とハープ

1年ほど前の拙記事「『古事記』序」に、「アラスカ州ガコナのハープの研究者が、現在『古事記』を解読しようと血眼になっている」と書きましたが、当時はそのように語る栗原茂さんの話に、半信半疑で耳を傾けていた自分がいました。しかし、半年が経過した今年の5月の舎人学校に至って、漸く本当の話だと「確信」が持てるようになった次第です。何故、最先端を行く米国アラスカ州のガコナ・ハープが、1298年も前に成立した古事記に力を入れているのかという訳は、栗原さん自らが執筆したガコナハープ報告書「文明の未来図 ガコナハープ」に詳しいので参照してください。

このように、“時代の最先端を行く”古事記について、国体の観点から解説を行う栗原さんの話に耳を傾けるようになって、たとえば、『マンガ古事記 上巻』(サンマーク出版)を出版した、東京外国語大学名誉教授の奈良毅氏の語る古事記論が、実に底の浅いものであることが一目瞭然に分かるようになってきました。例えば、同教授が古事記には医学上の正確なことが書かれていると主張しているユーチューブがあります。

古事記の記述が科学的、医学的に正しい理由は?

筆者なりに掻い摘んで云えば、同教授の主張は次の通りになるでしょう。

「女性は10~11歳で初潮を迎えるが、男性は2~3年後の13~14歳になって漸く生殖器が大人になる。だから、伊邪那美命(いざなみのみこと=女神)が先に伊邪那岐命(いざなぎのみこと=男神)誘って、みとのまぐあいをしたところ蛭子や淡島が生まれるという行は、女性の方が性に成熟度が早いので、その頃に女性から誘っても未だ男性は生殖器がねんねの状態だから、子どもの出来ようがないことを示している。しかし、男性も生殖器が大人になった頃に女性を求めると、その時点では女性はすでに成熟しているので、健全な子どもが生まれるわけである」

このような“チン説(珍説)”を奈良氏は主張していますが、これではマンガ以外のなにものでもありません。

筆者は舎人学校の模様を必ず報告書にして関係者に配布していますが、たとえば今年の5月10日の報告書だけでも、古事記に関するメモ書きに以下のようなものがあります。時間の経過とともに報告書が溜まってきましたので、栗原流古事記に関して、支障のない範囲で本古事記シリーズにおいて、解説を交えながら追々取り上げていく予定です。よろしくお願いいたします。

※ 以下は、2010年5月10日付けの報告書からの古事記に関する抜粋
最初の三柱(天之御中主神、後高御産巣日神、神産巣日神)は黄道(惑星の軌道)を現す。それに対して続く二柱(宇摩志阿斯訶備比古遅神と天之常立神)は白道(月など衛星の軌道)を現す。以上までは地球以外の惑星でも発生した出来事である。しかし、水の惑星である地球には他の惑星では発生しなかったものがあった。それが光合成であり、それによって植物と動物、最終的に人類が誕生した。これが国之常立神から伊邪那美神に至る神世七代の神々である。だから、最初に「意」(最初の三柱)があって人間としての原動力が生まれ、次に「情」(続く二柱)があり、最後に意と情の働きで知(神世七代)が生まれた。

「独神成り坐して、身を隠したまひき」は重要な行である。これは、公は一つだけであることを意味しており、また、「エネルギー」がないと何も生まれてこないことをも意味している。だから、古事記の冒頭で「独神成り坐して、身を隠したまひき」が幾度か出てくるのに注目する必要がある。つまり、我々は「無」から生じたということも、同行は示しているのだ。さらに、他国の神話は冒頭から男神と女神の物語で始まっているのに、古事記だけはそうではない点に目を向ける必要がある。男神と女神以前の世界を、実に古事記は苦労して示したのである。

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コメント

天童様

コメント有り難うございました。明日あたり到着する『みち』、楽しみにしています。

さて、忘年会ですが、小生は仕事の予定があり、息子は期末試験で行けません。よって、皆様に宜しくお伝え願います。まほろば会でお会いしませう。

※一部氏名などをカムフラージュさせていただきました。サムライ

投稿: サムライ | 2010年12月 2日 (木) 午前 09時06分

サムライ どの

昨日みち発送しました。4日林スポンサーの忘年会、息子のH君もご一緒に出られるといいですね。5時上野です。ブログ拝見。改めて勉強させて貰いました。今後ともご健闘を祈ります。

投稿: 天童 | 2010年12月 2日 (木) 午前 07時06分

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