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2010年3月 9日 (火)

『真贋大江山系霊媒衆』

B100301 『真贋大江山系霊媒衆』(栗原茂著 文明地政学協会刊)という本があります。この本は一般の書店やオンラインでは入手出来ず、直に文明地政学協会という出版元に申し込む形でしか、入手することができない本です。今回は同書の書評を試みますが、最初に以下のサイトに目を通し、同書がどのような本なのか輪郭を掴んでください。
http://2006530.blog69.fc2.com/?q=%A4%DF%A4%C1

上記のサイトのページに目を通して、単に興味深い内容だから1冊購入してみるかといった、軽い気持ちで手に入れようとするのであれば止めた方が良いでしょう。なぜなら、この本は読み手を選ぶと思うからです。よって、以下のような人たちにこそ、本書を推薦いたします。

自分を生み、育んでくれた日本を思う気持ちがあること
昨夏の民主党の地滑り的な圧勝に見られるように、国民が自民公明党に対して、明確に「ノー」を叩き付けたのは記憶に新しいところです。しかし、期待された民主党もその後の支持率が35%前後に低迷、自民党にしても舛添要一に続き、与謝野馨元も離党の意思を示す有様で、政界の混乱に拍車がかかりそうな塩梅です。
しかし、こうした時代だからこそ真剣に自身、家族、会社、地域、日本、そして世界の動向に目を向けるようになった人たちが増えてきたのかもしれません。よって、今回ご紹介する『真贋大江山系霊媒衆』は、日本の将来を憂ふ人たちにこそ読んで欲しい本です。

右も左も関係なく、広量な心の持ち主であること
筆者の栗原茂氏は尊皇派です。それも只の尊皇派ではなく、ある意味では皇室のインナーサークルと云えるのです。同書に以下のようなくだりがあります。

かつて筆者は高松宮宣仁(のぶひと)親王殿下に問うを許された。それは青年将校蹶起の五・一五事件に加わる在野の志(ここざし)に関する問いであったが、高松宮は「当時、海軍一部に第二の同様事件を醸(かも)す空気は消えておらず、その目的の禊祓は重大ゆえ…」と思(おぼ)し召(め)され「通常ロンドン条約に係(かか)る問題を第一段といい、社会改造は第二段という考え方が伝わり広まるが、第一段は軍内首脳に向けての不平不信を何とかして一糸(いっし)も乱れぬよう整備する目標を抱えており、第二段は政党の腐敗(ふはい)、財閥(ざいばつ)の横暴(おうぼう)、農村の疲弊(ひへい)、道徳の堕落(だらく)、為政(いせい)の態度、等々の社会問題であり、条約問題は副(ふく)とも思えるが、大部分の純心を汲み取る公が法に適(かな)わぬは、我が身の不徳かな…」と諭(さと)された。
 この事件は将兵が軍司法機構で裁判を受けるが、民間人は一般法廷で裁(さば)かれ、刑の軽重に大きな違いを生じた。筆者は高松宮の思し召しを賜る(たまわ)までは、独り国賊(こくぞく)たらんも可なりと己れの死処を模索していたのだ。
(p.175)

もし、読者が左翼的思想の持ち主であれば、同書を色メガネで読んでしまう可能性が高く、折角の栗原氏のメッセージも正確に読み取れない恐れがあります。反面、左とも右とも付き合えるという人であれば得るものは大きいはずです。

自然に畏怖の念を抱いていること
筆者は黒須紀一郎の『役小角』(作品社)を読み、役小角は天皇や貴族といった支配階層とは敵対関係にあったと思い込んでいました。しかし、そのように述べた筆者に対して、栗原氏の原稿を編集している天童竺丸氏の意見は「否」だったのです。何故、天童氏は否と答えたのか。最初に天童氏自身が執筆した以下のページ、「大和へ、そして吉野へ 3(世界戦略情報「みち」平成21年(2009)2月15日第288号)」を一読してください。
http://michi01.com/kantougen.html

上記の文章のポイントは、「役行者すなわち役小角もまた紛れもなく皇統奉公衆の一人であった、いやその棟梁であったと考えられる」という箇所です。そのあたりを追究したところ、天童氏から以下のような言葉を引き出しました。

国体と政体の狭間の存在として捉えると、役行者が何者かがすっきりしたことで書いた論でした。役行者は人間に奉仕したのではなく、神々に対する仕事をしたのだと考えれば、それが すなわち皇統奉公衆の務めだったのだと納得したのでした

恐らく、天童氏のその言葉を耳にした人の反応は大雑把に分けて三タイプに分けられるのではないでしょうか。すなわち、(1)「正に、その通りだ」と心から肯ける人、(2)「……」、漠然と人間を超越した何かが存在することを“朧気ながら感じている”ものの、心から肯けるわけでもなければ、頭から否定するわけでもなく、迷っている人、(3)「神さま? そんなものは存在するわけがない」と、頭から否定する人、という三タイプにです。

B100304 筆者の場合、頭では肯けるレベルであるが、未だに「正に、その通りだ」と心から肯けるまでには至っていない、(2)のレベルにあることが分かります。従って、現時点では頭の中でしか納得しておらず、今後の課題として実際に現地に足を運ぶといった形で、身体で納得する(心から肯くに至る)道を通るしかないと一時は思いました。しかし、数日前に『はじめての修験道』(田中利典・正木晃著 春秋社)を読み進めていくにつれ、天童氏の云う「神々」に既に“出会っていた”ことを思い出したのです。

筆者は二十代のはじめ、人生に行き詰まって自殺を考えていた一時がありました。そんなおり、ニューヨークの日本レストランで一緒に働いていた友人の地元、群馬県沼田市の実家に数日泊めてもらい、その間に友人に尾瀬ヶ原を案内してもらったことがあります。季節は5月連休直前だったと記憶しています。車で大清水に到着した時は未だ辺りが真っ暗闇でした。車から降りて徒歩で尾瀬ヶ原に近づくにつれて、周囲も明るくなり始めたものの、依然としてあたりは濃霧に包まれて何も見えませんでした。やがて、嘘のように霧が晴れると、目の前には雄大な尾瀬ヶ原の大自然が忽然と姿を現したのです。その時、まさに人智を超越した「ある存在」を感じ取りました。爾来、数十年の歳月が経ちましたが、今にして思うに、あの時こそ心の中における役小角との出会いだったのではと、ふと思うのです。このように、「神々」あるいは「人智を超えた存在」を信じる気持ちがあるかどうかで、『真贋大江山系霊媒衆』を真に理解出来るかどうかの分かれ道になるような気がします。

以上を参考に、『真贋大江山系霊媒衆』を読む読まないを判断して欲しいと思います。なお、今回はとても書評の形を取れそうにありません。何故なら、未だ同書を十分に理解したとは言えず、今後さらに掘り下げていかなければならないテーマが、数多く残されたからです。よって、今後追究していきたい主なテーマ毎に、筆者が『真贋大江山系霊媒衆』に線を引いた箇所を、今回は列記するに留めておきたいと思います。

■ 古事記
日本の古事記・日本書紀がなにゆえに後発であるのか、その所以(ゆえん)を解(と)けば史観の基礎(きそ)も透(す)けて見える。(p.180)
剖判の義を究(きわ)めれば、記紀が描く神々の名前は本来は音すなわち波動であるが、同時にその神名を文字で表記するとき、その文字は粒子であって、両者は対発生(ついはっせい)の関係にあることが分かる。この関係を極めれば、大江山系霊媒衆の真贋も透けてくるのである。つまり、大江山系は記紀が描く世界共通の性癖を意味するが、日本の大江山に巣立つ霊媒衆は例証となりえる。(p.180~181)

■ 宗教
B100302日野強の卓説「宗教を知らざれば奇で珍なるも、宗教を知れば奇も賃もあらざりき」の通りで、その忍びが大江山に潜伏するのも共時性を伴う場の歴史ゆえである。(p.105)
神つまり宇宙万般に働くエネルギーはその一つとして人を生み出したが、人は神の信号を託宣と称して、事物の解明に励み場の歴史を整え始める。(p.115)
大江山に根ざす霊媒衆は自ら真贋を自問自答しつつ、史上初の大本教団創設を決したのである。(p.117)
このバイブルは既に大江山霊媒衆が解読しており、大本教団と行き交う浪士ほか、京の都に留まる保守系公家衆の手引きとして、教皇ワンワールド構想を探究する糧ともなる。(p.121)

■ 氏姓鑑識
氏姓鑑識は少なくとも史観の入口(p.125)

■ 役小角
抑も(そもそ)神格は、霊峰富士を東に仰いでこそ備えられた資質であり、皇祖皇宗(こうそこうそう)(スメラミオヤスメラオンハシラ)の遺訓もまた霊峰富士の御来光をアマテラスに見立て、天皇自身の慢心を抑えるよう諭(さと)している。こうした勅諭(ちょくゆ)を知るゆえ、役行者は吉野に根ざしたのであり、霊媒衆もまた神格天皇に仕えるべく大江山に控えたのである。(p.116)

■ 家紋
・  連日行幸の視察に教育環境や産業現場は当然として、最も時間をかけたのは樺太特有の植物観察と記録されている。これぞ神格の神格たる所以であり、万世一系これ歴代の生命メカニズムは、共時性を伴う場の歴史にあり、空と海と陸の滋養(じよう)に生かされる植物を知ることは、その土壌(どじょう)(鉱物)と動物を知ることに通じて、そこに手を加える人の生き方あれば、これ先住アイヌ民族ゆえに、深く敬意を表する意味を含むのだ。(p.166)

■ 皇統奉公衆
奉公の神格モデルは皇紀暦制定前にも存在しており、先住民も渡来人も、その威徳に順い奉公を身に帯び各種の姓((かばね)家業)を設けていた。この姓に巣立つ異能の先達(せんたち)こそ、皇紀元年から世界各地に配置されて、天文気象ほか場の歴史を情報化のうえ、生涯を奉公に尽くし悔い無き人生と自覚する達人(たつじん)である。この先達は男女を問わず、幼年三歳ころから世界の結界(けっかい)領域を修験(しゅげん)の場とし、成年一五歳に達すると、その動向は広域に及んで、一旦緩急(いったんかんきゅう)あれば義勇奉公これ天壌無窮(てんじょうむきゅう)の皇運(こううん)に身を委(ゆだ)ねて惜しまない。以下この先達を「皇統奉公衆」と仮称のうえ、大江山系霊媒衆や在野の浪士と区別、必要のとき書き加えていく。(p.158)

■ 堀川辰吉郎
B100303杉山の邪気を含まない霊媒エネルギーが最大に達したとき、そのエネルギーを受け止めた存在こそ真の大江山霊媒衆であり、それ以降の杉山は辰吉郎二〇歳の求心力を軸として、その遠心力たるフィールドワークは他の耳目(じもく)を惹(ひ)くエネルギーを持つようになる。(p.146)
辰吉郎の入営なければ、あるいは満洲建国なければ、現在の北京政府は成立しようのない痕跡を刻んでいる。(p.160)
辰吉郎は入営当初に清朝再生を視野に捉えており、その意は皇統奉公衆を通じて東京の昭和天皇にも通じている。通説の宮中グループはともかく、天皇が満洲建国に特段の異を顕(あら)わさないのは、清朝再興について、辰吉郎に絶対の信を託していたからだ。(p.172)

最後に、筆者は平均して月に二回栗原茂氏を囲む「舎人学校」という集いに参加しています。舎人学校の内容については、『真贋大江山系霊媒衆』の終章「奉公を貫く舎人たち」(p.198~)を参照してもらうとして、今後も機会があれば氏姓鑑識や古事記といった上記のテーマをキーワードに、舎人学校で知り得たもの、あるいは身につけたものを、支障の無い範囲で公開していきたいと思います。

■ 資料
『歴史の闇を禊祓う』(文明地政学協会刊)
『超克の型示し』(文明地政学協会刊)
『真贋大江山系霊媒衆』(文明地政学協会刊)
以上の入手先:http://michi01.com/kankousyo.html
『伊犂紀行』(日野強著 芙蓉書房)絶版
『日本を動かした大霊脈』(中矢伸一著 徳間書店)絶版

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コメント

ねこさん、役小角について興味深い情報誌ありがとうございます。

日本の大方の神社に行くと、我々は“役小角”に出会えます。小生の住む秩父山地の三峯神社の一角に、うっかりすると見落としてしまいそうな小さな祠があり、その祠に鎮座ましますは役小角なり…。

多分、その役小角について最も詳しいのが皇室インナーサークルである栗原茂と、世界戦略情報誌『みち』の天童竺丸氏でしょう。お二人とも、本稿(『真贋大江山系霊媒衆』)に登場していますね。

天童氏の云う、国体と政体の狭間の存在は何も役小角だけではなく、現在も存在しています。そのあたりの詳細は、月に平均して一回行われる、上記の世界戦略情報誌『みち』の編集室で開催されています。ご関心があればどうぞ。

サムライ拝

投稿: サムライ | 2011年4月23日 (土) 午前 05時57分

こんばんは、ねこです。
役小角を調べると天武、持統とつながりがあるので
調べると彼は高加茂氏の母親と舒明の間の子供なんですね。記紀には書かれてはいませんが。
役小角の母親は神社の舞姫と書かれているから巫女なのかな。
天武が壬申の乱で勝利したのは加茂氏などの助勢がたったこは確かだと思います。
では天武の母親は誰か、これは分からない。
けんとうも付かない

投稿: ねこ★ | 2011年4月22日 (金) 午後 09時53分

皇統奉公衆については、以下の天童氏が公開している内容を参照下さい。
http://michi01.web.fc2.com/kantougen.html

なお、上記に一般公開されたもの以外に、皇統奉公衆に関する貴重な情報を、天童氏が「みち」で公開していますので、そちらを参照下さい。
http://michi01.web.fc2.com/mousikomi.html

投稿: サムライ | 2010年5月24日 (月) 午前 03時57分

初めまして。
皇統奉公衆について興味が有るのですが、正式?名「八咫烏」という組織で、詳しくは、飛鳥昭雄氏の著作どおりですが、お会いになったことありますでしょうか。

投稿: よしおか | 2010年5月23日 (日) 午後 09時48分

こんにちはサムライ様
サムライ様ほどの博識の方でも入門レベルに1-2年かかるのですから、私などは神格云々を口にするのも慎まなければなりませんね。肝に銘じます。それにしても古事記(上巻)、家紋・氏姓鑑識ばかりでなく、植物学、鉱物学、の入門レベルをマスターする必要があるとは正に役小角の修行の様ですね。そうすると呼吸法も習得する必要があるのでしょうね。お仕事の上に修養も怠らないとは、忙しくも大変充実した時間の費やし方ですね。若輩、私の見本にさせていただきます。これからもお話をお聞かせ下さい。

投稿: そーみなー | 2010年4月10日 (土) 午前 10時32分

そーみなーさん、お早うございます。

ここで、改めて以下の抜き書きを思い出して戴ければ幸いです。


・ 抑も(そもそ)神格は、霊峰富士を東に仰いでこそ備えられた資質であり、皇祖皇宗(こうそこうそう)(スメラミオヤスメラオンハシラ)の遺訓もまた霊峰富士の御来光をアマテラスに見立て、天皇自身の慢心を抑えるよう諭 (さと)している。こうした勅諭(ちょくゆ)を知るゆえ、役行者は吉野に根ざしたのであり、霊媒衆もまた神格天皇に仕えるべく大江山に控えたのである。(『真贋大江山系霊媒衆』p.116)


小生の場合、神格について語らせたら第一人者である、栗原茂氏から直接学んでいるという、恵まれた立場にあるのにも拘わらず、未だに神格を心から理解するまでには至っていません。それと云うのも、上記の記述を真に理解するためには、実際に吉野さらには大台ヶ原に足を運び、当時の役小角が修行に励んでいた足跡を辿ってみるという体験を積み、その上で、古事記(上巻)、家紋、植物学、鉱物学、氏姓鑑識の入門レベルをマスターする必要があり、あと1~2年はかかると思います。

それでも、あと1~2年で入門レベルを乗り越えられ、もう一踏ん張りなので頑張るつもりです…

投稿: サムライ | 2010年4月 9日 (金) 午前 07時27分

サムライ様
お忙しい中返信ありがとうございます。
そうですね東光太平記は全6巻ですね。結構古い出版物なんですね。婆娑羅太平記も読みがいがありそうで楽しみです。しかし天皇がいた近畿地方というのは日本歴史の鍵なんですね。だから我が阪神タイガースが優勝すると経済効果が高いと喧伝される理由をかいま見たような気がします。┐( ̄ヘ ̄)┌
やはり天皇には一度京に戻ってもらい。正しい方角から祈ってもらい再生日本のきっかけにしてほしいですね、と素人ながら思うところであります。m(_ _)m

投稿: そーみなー | 2010年4月 9日 (金) 午前 06時32分

そーみなさん、いつも投稿ありがとうございます。

太平記は黒須氏か今和尚のいずれかを読めば十分かと思います。和尚の東光太平記は確か全六巻でした。

和尚に纏わるエビソートには色々とありますが、一昨日お会いした栗原茂氏との語らいの中で、和尚は歌舞伎役者のパトロンの末裔ということを初めて知りました。そこから話が発展して、世阿弥のパトロンであった佐々木道誉にまで話が及んでいます。黒須紀一郎氏の『婆娑羅 太平記』にも、佐々木道誉が準主役の形で活躍しますのでご期待ください。

世阿弥と云えば、恥ずかしながら『風姿花伝』を未だ一度も目を通したことがないことに、今気が付きました。読みたいけど、当面は読む時間がなさそうだな…。でも、子ども達には是非に読んで欲しいので、源氏物語の現代語訳を最近出した林望氏の『風姿花伝』を手に入れ、読ませようと思います。世阿弥の『風姿花伝』は、日本の誇る最高の芸術の書であると、大勢の識者から直接間接聞き及んでいます。

投稿: サムライ | 2010年4月 8日 (木) 午前 08時07分

あら?ネットでみると今東光太平記は全四巻ですね。市民図書館検索では一巻しか表示しないので、婆娑羅の方に変更です。

投稿: そーみなー | 2010年4月 8日 (木) 午前 07時22分

おはようございますサムライ様
五木寛之の風の王国を読み終えました。役小角の名前も出てきて面白い小説でした。サンクヮ等の歴史に益々嵌ってしまいそうです。次は黒須紀一郎氏の『婆娑羅 太平記』は全6巻ですね、今東光の「東光太平記」は一巻完結のようなのでそちらから先に読んでみます。1時間通勤のバスの中は読書で楽しくて大変有意義です。季節の変わり目ですので、ご自愛下さい。

投稿: そーみなー | 2010年4月 8日 (木) 午前 07時05分

そーみなーさん、長編小説を読破されたとのこと、お疲れ様です。今度は時代が下がりますが、是非黒須紀一郎氏の『婆娑羅 太平記』か、今東光の『東光太平記』に挑戦してみてください。なお、『月刊日本』でも佐藤優氏が『太平記』シリーズを二年近くにわたって執筆中です。

さて、朝鮮の件ですが、このあたりは全くの政策絡みですね。飯山一郎氏の掲示板でも書きました、『金正日は日本人だった』(佐藤守著 講談社)に是非目を通してみてください。そーみなーさんの朝鮮観が変わると思いますよ。

さて、あと1ヶ月ほどで息抜きできると思っていたら、さらに大量の仕事が入ることになり、有り難いことに今年一杯はネットサーフィンに余り時間が割けそうにありません。一週間前に『月刊日本』主催の平野貞夫氏の講演会に出ましたので、記事を一本書こうと思っていたのですが、その余裕もなくなりました。なお、平野氏の講演を知人がビデオにアップしています。ご参考まで。
http://www.youtube.com/watch?v=IsECK1bdaKA&feature=related

しかし、今年は1~2本程度の記事は書きたいものだ…

投稿: サムライ | 2010年4月 1日 (木) 午前 05時19分

お疲れ様ですサムライ様
いや~「役小角」大変面白かったです。こういう小説は始めて読みました。 日本書紀を用いながら進めていく手法が素人の私には分かりやすかったです。大化の改新と壬申の乱の歴史的意味がが始めて理解できた気がします。しかし、行者の修行は肉体的な物だけででなく洞察力が伴って始めて完結するのでしょうかね。現代の政治家にも修行を行って欲しいものです。しかし、なぜ親兄弟にも等しい朝鮮半島となかよくできないのでしょうかね。


投稿: そーみなー | 2010年3月31日 (水) 午後 10時19分

そーみなーさん、こんにちわ。このまま下手をすると、今年一杯は忙しくなりそうです。しかし、こんなご時世なだけに有り難い話であり、本を読む時間が取れないなどと、文句を云ったら罰が当たりそう…。

さて、黒須紀一郎の『役小角』、面白いでしょう。小生の場合、同書を読んで一番の収穫は『六韜』との出会いでした。

ただ、残念乍ら、黒須氏は「皇統奉公衆」の存在をご存じではない。そのため、『役小角』は読み物としては面白いものの、娯楽作品の域を出ておらず、とても古代史の真実を掴めるというレベルの本ではありません。『風の王国』にしても、サンカ物語に過ぎず、やはり小説は小説であって、限界がありますね。

それにしても、ここ1年の間に知った、栗原氏の造語「皇統奉公衆」の頭領こそ、役小角に他ならないという「事実」を、初めて栗原氏に知らされた時は正にコペルニクス的転回でした。本当に、日本史に対する見方が180°変わりました。このあたりは本記事に書きましたので参照してください。

投稿: サムライ | 2010年3月19日 (金) 午後 12時18分

こんにちはサムライ様
多忙モードに突入とのことですがご自愛ください。
「役小角」の上巻?を読み終えました。大変興味深く物語が進行して古代史にますます魅せられてしまいそうです。「続・役小角」を読み終えていないのですが、倭国と三韓?の歴史を勉強したくなっています。ところで小角は扶余族の王朝に対峙しているようですが、扶余族というのはこの系統を読み進めていくうちにどこかで出くわすのでしょうかね。それと、「風の王国」はまだ読んでいませんが、サンカと役行者は同質のものなんでしょうか。解明を期待して読み進めたいと思います。

投稿: そーみなー | 2010年3月19日 (金) 午前 11時21分

azさん、投稿ありがとうございます。小生も理工系ですよ。

地質調査と聞いて、人生の先輩である藤原肇さんの顔が浮かびました。その藤原さんと交流のある佐藤任氏が、『空海と錬金術―金属史観による考察』 (東京書籍)という本を著しています。azさんも関心があるのではないでしょうか。以下は佐藤氏と藤原博士の交流記。
http://www.houzenin.jp/ronbun/2/2do1.html

投稿: サムライ | 2010年3月11日 (木) 午後 02時05分

おはようございます。マヨさんのブログからきました。
私は理数系なので難しいことはわからないのですが、地質調査の仕事で日本中を回って、東北地方と日本の山岳部の住民が何か関わりのあることがうすうす感じられました。日本は単一民族ではないことは断言できると思います。あくまでも私見です。

投稿: az | 2010年3月11日 (木) 午前 11時30分

そーみなーさん、こんばんわ。どうやら多忙モードになってきました。多分、5月連休明けまでは記事をもう一本書けるかどうかという状態です。

小生も『真贋大江山系霊媒衆』を筆者から直に、1年近くにわたって教わっていますが、未だ未だ十分の一も理解していないのではと感じています…。

それにしても、「堀川辰吉郎無かりせば、現在は北京政府無し」という栗原さんの筆、あれには震えが来ました。

日本の秘密は満州にあることが朧気ながらも理解出来ます。

ところで、小生は家紋と天皇の植物研究を結びつけて書きました。現在も時間が取れると植物学の本を紐解いています。雪が溶けたら、近くの野山に入って植物に接して来ようと思います。小生が居を構える土地は、日本で有数の薬草の産地なのです。

サムライ拝

投稿: サムライ | 2010年3月10日 (水) 午後 08時00分

今晩はサムライ様
「真贋大江山系霊媒衆」は私にはレベルの高い内容だと言うことはよくわかりました。しかしながら、「大和へ、そして吉野へ 3」を含むサイト全文を見慣れない漢字を検索しながら四苦八苦して読み進むと、その大意に惹きつけられている自分を感じました。まずは黒須紀一郎氏の「役小角」を読んでみます。続編も市民図書館にあるようなので今度二冊とも借りて読んでみます。ところで「墨攻」はあっという間に読み終わりましたが、挿絵は墨子の時代を彷彿させるような趣があり大変楽しめました。ありがとうございました

投稿: そーみなー | 2010年3月10日 (水) 午後 07時30分

アールデコさん、興味を持って戴き有り難う。アールデコさんの質問はすべて『真贋大江山系霊媒衆』に書いてありますのでご確認ください。

昨夜から大量の仕事が入り、4月中旬辺りまでは仕事部屋に缶詰になります。今回は1ヶ月の間、立て続けに3本の記事を書くことが出来、ラッキーでした。

投稿: サムライ | 2010年3月10日 (水) 午前 05時21分

マヨさん、本当に小説は小説ですね…。

ただ、支配層とは対極の場にある役小角という構図は、世間の常識に照らし合わせても自明のことと思っていたし、坪内逍遥すら役小角の真の姿を捉えることができなかったのに、それを確実に捉えた(今の時点で漸く云えるようになりました…)栗原さんと天童さんは流石と思った次第です。この場合のポイントは神々以外に、「皇統奉公衆」の存在であり、皇統奉公衆が現在も存在していることを知れば、その人の日本史および日本文化に対する見方が180°変わりますね。

投稿: サムライ | 2010年3月10日 (水) 午前 05時21分

サムライさんこんにちは。たしか月に#1ペースのはずではなかったですか?濃い内容を反芻しているところです。貴重な情報をありがとうございます。熱海の興亜観音には深く知らず2度行ったり、イギリス人の知り合いに連れられて、やはり縁なのでせう。出口家はギンズルばあさんの宮崎県がもともとの出自ではないでしょうか。1950年台に大阪の四天王と呼ばれた任侠の親分が宮崎の出口という名前だったかと思いますがおいでです。大昔に南九州の隼人は強制移住させられてますが京都綾の人たちは宮崎の綾と親戚ではありませんか?HAJA・ハジャ、アヤ。。「聖」はつくずく似ているな~と思っています。先日中村明蔵先生の「隼人の古代史」を1円で買いました。。。切手代が高いですけれど、こんなお宝本がこんな値段。きのう届いたのも1円の「世界のことば」朝日ジャーナル、110ヶ国語が網羅してあります。毎日おいしい知識に出会えて感謝!

投稿: アールデコ | 2010年3月10日 (水) 午前 04時30分

サムライさん、「小説は小説」ですよ。「マヨタ話」に気をつけてください。栗原さんの著書は奥が深く、何度読んでも自分のものになりません。たぶん墓場の中で「アッ」と気が付くような感じかな・・・。いつまでも勉強です。これは自分に言っているのですけど・・・。

投稿: mayo | 2010年3月 9日 (火) 午後 09時06分

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