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2009年4月 8日 (水)

インターネット版CIA(1)

佐藤栄作政権を支えていたのがアメリカのCIA資金であったことは、すでにアメリカでも情報公開された事実ですが、そのインターネット版のCIAの代表格ともいうべきなのが、グーグル(Google)をはじめとする大手検索エンジンです。

4月3日に[天安門事件とテレサテン]を、翌日の4月4日は[反証・山口貴生著「日本の夜明け]をそれぞれアップしました。しかし、今朝(4月8日)の段階で、数日前まではヒットしていた以下のキーワードでは、最早グーグルでヒットしません。

教育の原点を考える 反証・山口貴生著「日本の夜明け」
教育の原点を考える 天安門事件とテレサテン

ちなみに、以下のキーワードなら問題なくヒットします。

教育の原点を考える 『シルクロードの経済人類学』
教育の原点を考える 朝日新聞社刊「写真集 甦る幕末」の再評価
教育の原点を考える 世界大恐慌と翻訳者
教育の原点を考える 『邪馬台國論争 終結宣言』
教育の原点を考える 『免疫力を高める生活』

上記の記事ですが、[反証・山口貴生著「日本の夜明け]は慶応の高橋信一先生の記事が中心であり、過去に大量の高橋先生の記事をアップしていますが、今までは問題なく検索できていますので、今回は私がアップした[天安門事件とテレサテン]の巻き添えを喰う形になってしまったことになり、誠に申し訳なく思います。

ところで、[天安門事件とテレサテン]が検索エンジンから排除されたのは、天安門事件の真の犯人は鄧小平グループではなく、アメリカのCIAであったと書いたのが原因であると思います。

ともあれ、[天安門事件とテレサテン]はアップしてから一時間ほどでグーグルに載りましたが、2日ほどするとヒットしなくなりました。それでも、[天安門事件とテレサテン]を転載していただいた、以下の掲示板とブログならヒットしていました。

http://www.asyura2.com/09/asia13/msg/137.html
http://ameblo.jp/wayakucha/entry-10236908257.html

ところが、今朝(4月8日)に入ると上記の掲示板もブログもヒットしません。

実は、このようなことは今回が初めての事ではなく、今年初めにアップした[シルクロードの経済人類学]という記事でも同様なことが発生しました。参考までに当時の記録を以下の「★Googleから削除された記事★」に公開しました。なお、今後新たな変化が出ましたら、再び本記事の中でご報告いたします。

追加その1
本記事をアップしてから3時間ほどした午前10時、"天安門事件とテレサテン"(""で天安門事件とテレサテンを囲んで検索してください)で再びヒットするようになりました。(その証拠として、Googleで検索した検索画面を画像ファイルにして保存済み)

ただし、以下の「天安門事件とテレサテン」の記事そのもののURLは、本ブログ【教育の原点を考える】、掲示板【阿修羅】で"天安門事件とテレサテン"がヒットするものの、「天安門事件とテレサテン」そのものの記事のURLは依然としてヒットしない状態です。教育の原点のサイトでヒットするのは以下のURLだけです。しかし、クリックしてみると分かりますが、出てくるのは何故か『シルクロードの経済人類学』の記事です。
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2009/01/index.html

グーグル(およびグーグルの裏に居る某組織)が、直接「天安門事件とテレサテン」の記事もヒット出来るようにするのは、いつ頃になるか楽しみですね。また、続報を流します。
2009年4月8日午前10:05

追加その2
依然として、「天安門事件とテレサテン」の記事のリンクが外されたままのようです。
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2009/04/post-8ca2.html

その証拠に、上記記事の冒頭は「40代以上の世代の人たちのなかには、」という文章で始まっています。これを以下のように""で囲んだ形で検索してみてください。ヒットするのはゼロ件です。
"40代以上の世代の人たちのなかには"

ちなみに、ブログ【教育の原点を考える】にある他の175本の記事は、主題以外に本文も当然ながらヒットします。

2009年4月8日午前11:15

追加その3
「…これを以下のように""で囲んだ形で検索してみてください。ヒットするのはゼロ件です…」、と6時間前に書きましたが、現在は以下のアドレスが復活したようです。(以下のキーワードを使い、グーグルで検索した画面を証拠として保存済み)
ameblo.jp/wayakucha/entry-10236908257.html
"40代以上の世代の人たちのなかには"

しかし、以下のサイトにも"40代以上の世代の人たちのなかには"と書いてあるページがあるのにも拘わらず、未だに復活していません(ヒットしません)。最初のURLは掲示板【阿修羅】、後は本ブログ【教育の原点を考える】です。[阿修羅]は昨日まで、[教育の原点を考える]は4月5日あたりまでは"40代以上の世代の人たちのなかには"でヒットしていました。
http://www.asyura2.com/09/asia13/msg/137.html
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2009/04/post-8ca2.html
2009年4月8日午後19:05

追加その4
漸く、Google(グーグル)からの削除から外してもらえたようです。その証拠として、以下のキーワードで検索したGoogleの検索画面を証拠として保存しました。機会があれば、ホームページなどに公開します。(キーワードは、""で囲むのがポイントです)
"天安門事件とテレサテン"

上記のキーワードで検索すると、ブログ【教育の原点を考える】の「天安門事件とテレサテン」のページが冒頭にヒットしているのが分かります。
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2009/04/post-8ca2.html

ただし、本文は相変わらず削除されたままであり、例として、以下のように本文の冒頭はヒットしません。これは本ブログ【教育の原点を考える】だけではなく、本文を転載して戴いた掲示板【阿修羅】も同様です。
"40代以上の世代の人たちのなかには"

「天安門事件とテレサテン」に関しては、今後も削除されていないか時折確認するとして、引き続き今回の経緯を纏めた本記事「インターネット版CIA(1)」が、Googleから削除されないか監視していきたいと思います。削除されるといった動きがありましたら、直ちに本記事で「追加その5」としてお知らせいたします。
2009年4月9日午前04:20

追加その5
グーグルやヤフーでは、広告主に対してすら言論の統制が行われているという記事を見つけましたので、以下にご紹介します。
http://www.mynewsjapan.com/reports/1032
グーグルもヤフーも使えぬ名誉

上記情報源の【My News Japan】は鋭い記事を出しており、相手が巨像トヨタであっても遠慮しません(筆者は同社が執筆した『トヨタの闇』で同サイトを知りました)。この機会に「お気に入り」に追加するとよいかもしれません。
http://www.mynewsjapan.com/

2009年4月10日午前06:05

 

★Googleから削除された記事★

『シルクロードの経済人類学』(2009年1月3日アップ)が、再びGoogleでヒットするようになるまでの詳細な経緯を示すコメント欄
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グーグルだけではなく、他の検索エンジンでも拙記事が外されたという報告がありましたので、以下にご報告致します。

******************************
85 名前:調査人 投稿日: 2009/01/08(木) 09:36:56
サムライ様が仰せの通り、某国当局から何かしらの圧力、またはGoogleが自主規制をした可能性は高いと小生も考えており、過去を調べると似たような事例を幾つか発見することができます。
小生の方でも、このたびサムライ様が被った件に関して昨日いろいろと調べてみたところ、以下のことが分かりました。
調査にあたっては、「シルクロードの経済人類学」と、URLの直打ち「http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2009/01/post-c506.html」の両方を試しております。

◆ヒットした検索エンジン
Yahoo、ASK、Infoseek、Excite

◆ヒットしなかった検索エンジン
Google、MSN、goo、Baidu

尚、今朝の時点では殆どヒットしております。
但し、MSNは未だヒットせず、Baiduは「教育の原点を考える」の別の過去記事がヒットして、「教育の原点を考える」ドメイン(結果一覧と表示される部分)をクリックすると漸くヒット、といった状況です。

以上、ご参考までに。

86 名前:サムライ 投稿日: 2009/01/08(木) 12:11:14
調査人さん、有り難うございました。

本当なら、今回のグーグルの件は惚けた振りをして、敵の動きを見ていた方が良いと最初は思いましたが、『中国はチベットからパンダを盗んだ』を読んで、「ヒマラヤを越える子供たち Escape over the Himalayas」(Maria Blumencron監督)というDVDの存在を知り、かつブログ名を「教育の原点を考える」としている以上、このまま黙って見過ごすわけにはいかないと思い、敢えて当局とグーグルの関係を書いた次第です。

今回の件があって、「ダライ・ラマ法王日本代表部事務所」でボランティアの翻訳スタッフを募集していることを知りました。生業が翻訳なので、今日あたりボランティアを申し出てみるつもりです。

サムライ拝
******************************

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2491/1118949881/

投稿: サムライ | 2009年1月 8日 (木) 午後 05時00分


■■■■■■■■■■■■■■■■■■
昨日(2008年1月7日)の夕方の時点では、"シルクロードの経済人類学"とグーグルに入力しても、決して以下のページはヒットしませんでした。
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2009/01/post-c506.html

ところが、今朝(1月8日)になって、再びグーグルで"シルクロードの経済人類学"が、アマゾンに続いて第2位にヒットするようになりました。

1月6日・7日の2日間、何があったのでしょうか。

単にグーグルの検索エンジンのプログラミング的な問題と片付けるのは早計かもしれません。何故なら、改めて『シルクロードの経済人類学』を読んで気づいたのは、中国の“本当”の姿を書いたためにグーグルに圧力がかかった可能性もあります。以下は『シルクロードの経済人類学』に書いた問題の箇所です。

*******************************
中国の歴代の史書は嘘が多い事実も知っており、また現在の中国共産党の非情さといった面は、現在読み進めている『中国はチベットからパンダを盗んだ』(有本香著 講談社+α新書)を例に取り上げるまでもなく知っていたつもりだったし、人類の智恵が鏤められた中国古典の延長線で一方的に中国に畏敬心を抱いたことはないつもりでした。それでもなお、栗本氏の本を読み進めながら、まだまだ自分の中国に対する認識が甘かったと反省した次第です。中国の史書の正体は嘘偽りのオンパレードであり、鮮卑だの卑弥呼だのといった相手を侮辱するような漢字を多用しているという点に大きな特徴があります。
******************************

ここで、かつてグーグルが中国政府の“圧力に屈したという、過去の経緯を読者の皆様にお伝えしておく必要があります。これは記事『シルクロードの経済人類学』でも紹介した『中国はチベットからパンダを盗んだ』(有本香著 講談社+α新書)にも明確に書いてあることです。

「中国政府の情報統制に協力しているとして、ネット検索エンジン「グーグル」がアメリカ議会で激しく非難されたことは記憶に新しい。(『中国はチベットからパンダを盗んだ』p.202)

グーグルが記事『シルクロードの経済人類学』を1月6日・7日の2日間外したのは外したのは紛れもない事実であり、その証として以下の掲示板にも書き残しました。
http://mayo.blogzine.jp/blog/2009/01/post_9258.html#comment-20310293

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2491/1118949881/

グーグルが上記を読んで再び記事『シルクロードの経済人類学』を検索対象に復帰させたのかどうかは分からないものの、グーグルが依然として中国の情報統制に協力している可能性は否定し切れず、今後も中国を批評した記事を書いたら、再び注意してグーグルの動きを見守りたいと思います。

■追伸■
中国を怒らせたとすれば、1980年代のNHKスペシャル「シルクロード」が中国の監視下に置かれたやらせ番組であることを、拙記事『シルクロードの経済人類学』にさらりと書いたことの方が大きかったかもしれません。このあたりは、栗本氏の『シルクロードの経済人類学』や有本氏の『中国はチベットからパンダを盗んだ』にも書いてありますので参照願います。ここで、栗本氏や有本氏の上記の著書と同時に、「ヒマラヤを越える子供たち Escape over the Himalayas」(Maria Blumencron監督)によるドキュメンタリーDVDをお薦めします。

投稿: サムライ | 2009年1月 8日 (木) 午前 08時21分


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Googleから削除された記事:『シルクロードの経済人類学』

昨日(2008年1月5日)までは、拙ブログ「教育の原点を考える」にアップした記事"シルクロードの経済人類学"はグーグルでヒットしており、アマゾンに続いて第2位に入っていました。

ところが、本日の夕方(2008年1月6日)は、もう拙"シルクロードの経済人類学"がヒットしません。念のため、記事の中から一部の文章で検索してみましたが、やはりヒットしません。
"遊牧民族が持ち込んだ文化である"

Yahoo!では"シルクロードの経済人類学"でも"遊牧民族が持ち込んだ文化である"ヒットします。

これは何等かの圧力がGoogleにかかった疑いがあります。今暫く確認作業を進めてみます。無論、私宛てにはブログ元のニフティや検索エンジンのグーグルからは何ら警告は届いていません。

投稿: サムライ | 2009年1月 6日 (火) 午後 07時56分
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コメント

公明党は宗教である、創価学会の力を得て政治活動を遣っている。政教分離に反する、まさに法律違反である。そんな公明党と連立を組む自民党は支持出来ない。創価学会は早く宗教弾圧するべきだ。以前、大阪の門真市にある京阪電鉄西三荘駅に勤務して居た頃、西三荘駅から通学していた、関西創価小学校の女の子が毎日挨拶してくれていたが、ある選挙の前に母親と同伴して「今度の選挙では、公明党を宜しくお願いします。」と頼んで来ましたが、当時(今も)日本共産党を支持して居たので、その事を言うとそれ以来女の子達は挨拶もしなくなりました。

投稿: 織田宏(オダヒロシ) | 2009年8月15日 (土) 午後 10時25分

FINANCIAL TIMES - Breaking news

Friday June 19 2009

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Breaking News
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China orders Google to restrict searches
China has ordered Google to suspend part of its search operations on its local website, in a show of force which could disrupt the company’s growth in the country and underscores the political risks of operating in China.

State media said on Friday that the authorities had “punished” Google China for linking to pornographic content. On Thursday, in a “law enforcement talk”, the government announced that Google China would be punished with orders to suspend foreign webpage searches and automated keywords, Xinhua, the official news agency, and China Central Television, the main state broadcaster,
said.
Read more >>
http://link.ft.com/r/XYEWFF/TY5CS/06FIO/UDETM/UEMPK/28/t

投稿: サムライ | 2009年6月20日 (土) 午前 07時30分

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受信: 2009年4月18日 (土) 午前 12時25分

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