森田実の言わねばならぬ[281]
以下の記事は『森田実の時代を斬る』に載った在米の国際ジャーナリスト・藤原肇氏の記事です。なお、文中の『NEW LEADER』2007年5月号の「《安倍首相に直言する》“意味論オンチ”が日本の評価を大暴落させた」は7月ころ、『財界日本』6月号の記事は数日の内にホームページ【宇宙巡礼】にアップ致します。
2007.6.2(その1) 森田実の言わねばならぬ[281] 平和・自立・調和の日本をつくるために【192】 「賢を見ては斉(ひと)しからんことを思う」(孔子)[自分よりすぐれた人に接したら、その人のようになろうと心掛けることが大切である、という意] -------------------------------------------------------------------------------- 著名な国際ジャーナリストであり、在アメリカのフリーランス・ジャーナリスト、藤原肇さんからご丁寧なお手紙をいただいた。 《私はアメリカに住む日本人で、40歳の頃にビジネスを引退し、日本には真の意味でのジャーナリストが不在なので、それ以来はフリーランスとして世界で仕事をしています。最近の日本のメディアは本当に腰抜けになってしまい情けないかぎりです。》 《最近の大兄の記事でウクライナのスカチコ氏との一問一答の読みました。国内に向けて何を言っても日本人の脳が動いていない以上は、このように外に向かって発言してそれを国内に逆流させるのが最良と思っていますので、こういうやり方を続けてください。 藤原氏のような才能豊かな強い精神の持ち主が、世界を舞台にしてジャーナリストとして活動していることは大変心強く、ありがたい。天に感謝したい気持ちである。 藤原氏は、最近、日本の雑誌に論文を書いておられる。 一つは「NEW LEADER」2007年5月号の[《安倍首相に直言する》“意味論オンチ”が日本の評価を大暴落させた――「美しい国」どころか醜悪な暴政に陥る危険性――]。 藤原氏はこのなかでこう述べている。 《今の日本には怨念と屈辱感に支配されて、「一つ覚え」のように憲法改正を叫びまくり、不可欠な理念や理想の議論が脱落したまま、強引に押し切る悪しき手口が蔓延している。》 もう一つは『財界にっぽん』2007年6月号の[〔遠眼鏡で見た時代の曲がり角〕日本の荒廃を世界に曝した安倍政治の醜態]。 《それにしても安倍首相は相変わらず居直り続け、鉄面皮で責任逃れの愚策を弄しているのに、言綸界はこの破廉恥男の辞職さえ求めていない。しかも、刻々と日本の立場が損なわれて行くのに、こんな人物が首相である事実により、世界で生きる私でも日本人であることが恥ずかしくなる。》 《北朝鮮に対しての強硬姿勢を前面に出し、祖父が首相の血筋と若さを売り物にして、ヤラセ同然だった総裁選挙に勝ち、自動的にトップに立ったのが安倍の経歴だ。だから、党内では「ぼくチャン首相」と呼ばれるし、安倍晋三の実態は「ふ金総裁」に過ぎないから、難局に直面すると簡単にボロを出してしまう。》 《(安倍首相らは)世界に向かって嘘をつきまくっている。こんな日本のでたらめ政治と暴君に対して、世界が猛反発するのは至って当然であり、亡国路線を改めない限り日本に未来は無い。 在アメリカのフリーランス・ジャーナリスト、藤原肇さんの安倍政治と日本の未来を憂う論説に学ぶこと大である。藤原氏の訴えに真剣に耳を傾けたい。 | |
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