『幕末維新の暗号』に投稿された偽りのコメント
過日、高橋信一先生の投稿『小説「幕末維新の暗号」の検討結果』 にコメントを寄せたエスなる人物が、実は真っ赤な偽物であることが判明しました。
エスなる人物の偽の投稿
上記のエスなる人物が、自分のホームページということで示していたリンク先のH様とは全くの別人であることは、ご本人であるH様から直接メールをいただいて判明した次第であり、H様の要請に従ってエスが勝手に使用したH様のリンクは削除させていただきました。H様、誠に申し訳ありませんでした。
ブログ【教育の原点を考える】では今回の事件を重く見て、今後本ブログの投稿に際して「スパム防止認証画像」を必ず表示させる仕組みに変更すると同時に、仮に投稿してもブログのオーナーである私が判断して掲載する否を決めることができるように、公開前に一時保留できる設定に変更しました。こうした一連の処置を講じたことにより、勝手に他人のURLやメールアドレスが使われるという事件が一件でも減少してくれることを祈ります。
なお、トラックバックについても最近は「セーラー服云々」といった下らないトラックバックが急増していることもあり、並行してトラックバック機能を閉鎖致しましたのでお知らせ致します。今後の皆様のご意見・ご感想は、コメントを利用していただけますようお願い致します。
さて、以下はエスの投稿です。
こんにちは。 エスと申します。 私は「明治維新の暗号」を読んで、また、別の感懐を持ちました。 |
いかにも、他人のホームページのURLを勝手に使用しても何とも思わない厚顔無恥なエスらしいコメントです。
ところで、エス氏のコメントを読みながら、加治氏が自身のブログに書いてあったことを思い出し、同時に『幕末維新の暗号』に加治氏本人が書いていた下りを思い出しました。
『幕末維新の暗号』はもっともらしいことを並べ立てて、反証してみせ、これはイカサマ本だと言いふらす卑劣な方法は一般的だ。だが、よく検証すれば分かるが、根拠の薄いものばかりで、こじつけの手法が多くとられている。 そもそも小説に、史実と違うという攻撃など、トンチンカンな話で、その意図がミエミエではないか。 |
「よく検証すれば分かるが、根拠の薄いものばかりで、こじつけの手法が多くとられている」と見得を切った加治氏は、高橋先生の『小説「幕末維新の暗号」の検討結果』の何を検証し、何処が根拠の薄いものと考えたのか、そのあたりを明瞭に示して欲しいものです。それにしても、「そもそも小説に、史実と違うという攻撃など、トンチンカンな話」と書くあたりは笑わせてくれます。加治氏本人が『幕末維新の暗号』に書いた以下の記述を一読ください。
「フルベッキ写真を、本にするんですか?」 「書こうと思っている。ただし純粋な創作より、本当であるという事実の方を上位に置いた小説だ。しかしその前に、一つ大きく躓いている。なんたることか肝心なところで、確証がつかめないんだな」 『幕末維新の暗号』P.444 |
一体、加治氏の本音は何処にあるのでしょうか。「小説に、史実と違うという攻撃など、トンチンカンな話」なのでしょうか、それとも「ただし純粋な創作より、本当であるという事実の方を上位に置いた小説だ」なののでしょうか?
「言いがかりなら、やめていただきたい。それに僕は歴史学者じゃない。小説家だ。あくまでも面白く読ませることが主眼です。 「小説に逃げますか。うまい逃げ場だ。癪ですが、世間に対する影響力は学術本より小説の方がはるかにでかい。その分、責任重大でしょうが」 「読者だって馬鹿じゃありません。もし書いているものが嘘なら、すぐに見破るはずです。その時点で読者の心はさっと離れ、作家はすべてを失うことになります」 『幕末維新の暗号』P.97 |
「もし書いているものが嘘なら、すぐに見破るはずです」という加治氏の言葉に全く同感です(笑)。
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コメント
サムライさま
コメント、全く同感です。
エス氏についても、何だか最初から「この人怪しい人間だなぁ、・・・」と思いました。
投稿: KM | 2007年6月 6日 (水) 午後 04時18分