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2006年12月20日 (水)

21世紀を生きる子どもたちへの最良の指南書

私が管理しているホームページ【宇宙巡礼】に、「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」 という記事をアップしましたが、同記事は新世紀を生きる子どもたちにとって最良の指南書になり得ると思い、急遽本稿をアップする次第です。

私は息子たちと彼らの将来について語り合うことが多いのですが、下の子(小五)は昆虫博士を目指すと言って奥本大三郎氏が著した子ども向けの『ファーブル昆虫記(1)~(8)』(集英社)などに熱心に目を通したり、学校の後に近辺の野山で虫と接しているようです。一方、長男(中一)は実業家を目指すといって、『マクロメガ経済学の構造』(松崎弘文・藤原肇共著、東明社)に目を通したり、インターネットで株関連の情報を熱心に目にしたりしています。尤も、日本の株式といっても情で動いているようなもので、かつ今日に至っても相変わらずインサイダー取引が横行している世界であり、さらには野村證券に代表されるように個人投資家を大切にせずに機関投資家を優遇するという世界です。そうした背景を上の子に教えた上で、「日本の株式市場なんか相手にするのではなく、シカゴ商品取引所(Chicago Board of Trade)を相手にしてみたらどうだ」、とアドバイスしています。そうすれば英語の勉強になるだけでなく、世界規模での穀物の相場を追うことにより、真のインテリジェンスを身につけるための土台造りになると思うからです。

さて、「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」 を子どもたちに目を通してもらい、(1)「これからの世界はどうなっていくのか」、(2)「どのような生き方を目指すべきか」、(3)「どのような職業に就くべきか」といった点について子どもたちなりに自分の頭で考えて答えを出すようにさせると良いと思います。「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」に書かれている内容は大人にも難しいと思いますが、頭脳の柔軟な中学生や高校生という年代に「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」のような頭の痛くなるような文章を読ませるべきであると私は思います。鉄は熱いうちに打てではありませんが、若いうちから古典や「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」のような内容の文章に親しむべきなのです。

最初に、「(1)これからの世界はどうなっていくのか」ですが、「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」の冒頭にも書いてあるとおり、人類が過去に二度体験した大革命に匹敵する第三の大革命、すなわち情報革命の時代を現在の人類は迎えています。現在進行中の革命は、私たちのハード面の生活環境を一変してしまうだけではなく、今日の人類の持つ思考・行動様式というソフト面も劇的に変えてしまうはずです。ちなみに、私が属する翻訳業界は図1の真ん中の「2」(労働力から技術集約型への移行期の産業社会)に相当します。文学作品や論文といった分野の翻訳では今後も人間の頭脳による翻訳に頼る他はありませんが、その他一般の翻訳(特許申請、メーカーのカタログやマニュアルなど)はいずれ機械に置き換わるでしょう。換言すれば文学作品や論文の翻訳などは人間(M)が中心になって今後も行っていくと思いますが、その他の翻訳は殆ど機械(T)で間に合うはずであり、そうした方向に大方の翻訳会社はシフトしていくはずです。ただし、翻訳業界が(K)型の産業に移行することはないでしょう。何故なら、翻訳とは主に情報が未加工の状態であるインフォメーションを扱っているのに過ぎないからであり、情報の加工技術ともいえるインテリジェンスをさほど必要としない業界だからです。なお、ここで言うインフォメーションとインテリジェンスの違いは、かつて執筆していたメールマガジン【日本脱藩のすすめ】の第15号で述べてありますので、関心のある方は一読ください。

今後はどのような世界になるのかという、大雑把なイメージを子どもたちに掴んでもらったら、次に(2)「どのような生き方を目指すべきか」という点についてですが、これは反骨精神を持った人間に育てることが必要だと思います。換言すれば、自分の頭で考え行動できる人間に育てることを目指すべきなのです。そのためには、時の権力に対しても堂々と対峙するだけの気構えを持つことが必要となり、(たとえ会社という組織に属していたとしても)会社という組織に飼われた社畜の立場に甘んじるのではなく、たとえ会社を辞めても家族を路頭に迷わさないだけのモノを身につけておくことが必要です。

会社を飛び出しても食っていける職業としてコンサルタント、作家など色々とありますが、これからの社会で(3)「どのような職業に就くべきか」を考える場合、「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」の以下の文章に注目すべきでしょう。

 21世紀の文明の決め手になるのは智慧であり、知識集約型社会の活力源が情報であるが故に、インテリジェンスに卓越した人材の育成と適材適所は、何にも増して優先で緊急の度合いがとても高い。

以上、中学生のうちからインテリジェンスを磨いていけるよう、子どもたちを仕向けていくことが大切です。

ここで教育の観点から離れて、「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」の中心テーマであるメタサイエンスに目を向けておきましょう。最初に、「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」を執筆した藤原さんが、世界で初めてメタサイエンスの入門書である『宇宙巡礼』という書籍を著している事実を指摘しておきたいと思います。また、英文のメタサイエンスに関する論文「Holocosmics」もあります。なお、これは『宇宙巡礼』には書かれていないことですが、「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」の図7にある直角転移次元飛躍は重要です。「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」には、直角転移次元飛躍の重要性について以下のように書かれています。

多次元構造を自在に思考する頭脳の持ち主が、21世紀において惰報社会の主役を演じるのであり、次元の飛躍をする秘密の鍵はメビウスの輪にあって、これは一回の捻り(90度×2)を行うことに決め手がある。
……中略……
これまで解り難い抽象的な理論を展開して、ホロコスミックスや直角転移を論じた理由は、
21世紀に先駆的な仕事を実現するために、思考と発想の大変革が必要だからである…

上の子に「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」を数日前に渡しましたが、どのような質問が飛び出して来るか父として今から楽しみです。なお、息子に対しては、「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」には将来の進路を考える上で大変重要なことが書かれてあるとのみ伝えてあります。

※ 「21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦」をWordファイルにまとめてみました。ご活用ください。
21世紀の文明社会と新しいアジアの挑戦

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