子どもたちとの夏休み
子どもたちにとっての今年の夏休みは、親の目から見ても有意義なものだったのではという気がします。
■夏休み最後の日に行った八景島シーパラダイズ
8月31日、横浜市にある八景島シーパラダイズに子どもたちを急遽連れて行きました。その日のハイライトは、何と言っても上の子(小学校6年生・男)が一般向けのサーフコスター(ジェットコスター)に初挑戦したことに尽きます。上の子はサーフコスターの面白さにすっかり病みつきになり、怖がる弟(小学校4年生)の手を無理矢理引っ張って一緒に乗せたところ、弟もサーフコスターが大のお気に入りになったようで、日暮れ近くまで二人でサーフコスターで遊んでいました。お陰様で、清沢洌の『暗黒日記』など、ノンビリと日陰で読書することができました。ところで、翌日は二学期の始業式といとうのに、何故わざわざ夏休み最後の日にシーパラダイズに連れて行ったのかというと、「夏休みの宿題をすべて終わらせたらシーパラダイズに連れて行く」と約束を前々からしていたからなのです。
今年の夏は子どもたちにとって大変忙しいながらも、充実した夏休みだったのではという気がします。サッカーの合宿・練習・試合や学習塾の夏期集中講習、学校のプール、そして友達付き合いにと、思う存分夏休みを楽しんでくれた二人でした。ところが、あと数日で二学期も始まるという時になって、二人とも漸く慌てて夏休みの宿題に着手、夏休みも残すところ後1日という8月30日になって、辛うじて宿題を終わらせることができたのでした。特に上の子の場合、自由研究、読書感想文、卒業記念用の表紙(イラスト)、計算ドリルを仕上げなければならなかったのですから大変でした。
二人とも父が頑固なのは百も承知であり、「夏休みの宿題が終わらない限り、シーパラダイズには連れて行かん」と突っぱねる父を、さぞかし非情な人間だと思ったことでしょう。それでも数日間二人が頑張る様子を仕事の傍ら眺めていたので、自由研究と読書感想文をアドバイスしてやったりした効果が出て、ギリギリの8月30日の夜に漸く夏休みの宿題すべて終了したのでした。
8月30日ですが、私は上の子の進捗状況を横目で睨みつつ、9月1日締め切りの医学関係の日英翻訳に必死で取り組んでいました。私は睡眠もそこそこにシーパラダイズに行くという当日の8月31日の朝、午後3時ころに起きて辛うじて推敲を終えていない和文英訳をプリントアウトし、バックに詰め込んで出発したのです。そして、埼玉の片田舎から横浜の八景島シーパラダイズに着くまで電車で3時間以上(往復ではありません、片道で3時間以上です)かかるのを幸いに、車中でプリントアウトしたものを赤ボールペンを片手に念入りに推敲を行ったという次第です。お陰様で面倒な推敲もシーパラダイズに到着する前に終わったので、シーパラダイズに着いてからは子どもたちが水族館を見学したり、乗り物に乗っていたりしている間に、ノンビリと昼寝をし(8月31日、シーパラダイズの橋の下で大の字になって昼寝をしていた、流浪の民である“サンカ”みたいな怪しい人物を見かけた人がいたとしたら、それは間違いなく私です…^^;)、本を読むことができました。
今年初めてバイキングとサーフコスターのスリルを面白さ味わった上の子は、「この勢いでブルーフォールにも挑戦してくる」と言って、勇んでブルーフォールに向かって行きましたが、半時間後すごすごと戻ってきて言うには、「お父さん、やはり怖いから(ブルーフォールに挑戦するのを)止めた。来年になったら挑戦したい」と言ったものです。この正直さに、思わず誉めてやりたくなりました。
■その他
サッカーの合宿、試合、練習の他、学習塾での夏期特別講習、西武球場での観戦(奮発してボックス席で観戦。日本ハム戦で松坂投手が投げた8月24日の試合)、街の花火大会、お祭り、学校のプールと、子どもたちにとっては充実した夏休みだったのではないでしょうか。しかし、それ以上に二人の子の記憶に残るのは、夏休みも終わる数日前に宿題を駆け込みで何とか終わらせたことと、その“ご褒美”として丸1日シーパラダイズで思い切り遊ぶことができたということになるかもしれません。
ともあれ、夏休みの宿題に関しては私も子どもたちに対して大きなことは言えず、自分の小学生・中学生の時を振り返ると、毎年夏休みの宿題は二学期が始まる一週間前に大慌てで取り組んでいたのが恒例であったことを思い出します…。
http://www.seaparadise.co.jp/
八景島シーパラダイズ
写真提供:むうじん館 http://www.fsinet.or.jp/~munesan/
埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類となっている、カワラナデシコ
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