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2005年9月 7日 (水)

フルベッキ写真の懲りない面々

フルベッキ写真に関する記事を本ブログに公開しましたが、これから徐々に大勢の人たちが検索エンジン等を通じて本ブログに訪問してくることが予想されます。そうした訪問者の中には、フルベッキ写真に西郷隆盛や明治天皇などが写っていると主張しているHPオーナー達もいることでしょう。彼らが今までのフルベッキ写真についての主張を訂正するのか、あるいはあくまでも西郷隆盛や明治天皇などが写っていると、今後も主張を貫き通すのかは分かりませんが、ここは記録に残す意味で、明治の元勲がフルベッキ写真に写っていると主張する主なサイト(阿修羅などの掲示板や2チャンネル除く)を以下に羅列しておきます。

■異業種交流会BIN
ここでは西郷隆盛や明治天皇らが写っているとして、フルベッキ写真を80,000万円で販売しています。
http://www.binnet.co.jp/shop/details/054.html

■某市会議員
HPのオーナーは某市の市会議員さんです。その某市会議員さんのサイトでフルベッキ写真をアップしているページに、「……中丸薫さん(国際政治評論家)が『真実のともし火を消してはならない』(サンマーク出版)と言う本を出版され、同じ写真が紹介された……」と書いてあるのが目に止まりました。明治天皇の孫と称する中丸薫氏が、フルベッキ写真に祖父が写っていると信じ込んでいることが明白です。
http://www3.ocn.ne.jp/~sigikain/meijisyasin.html

■幕末維新新選組
これは新撰組を中心テーマにしたサイトであり、『幕末維新新選組』(新選社)という単行本も出版しているようです。このサイトも西郷隆盛や明治天皇らが写っていると主張しているサイトです。
http://www.bakusin.com/toubaku.html

■有限会社アデプト
冒頭で、「衝撃の事実!」と仰々しくフルベッキ写真を紹介しており、明治天皇らが写っているとして19,800円で販売しています。
http://www.store-mix.com/ko-bai/product.php?afid=4176694&pid=138559&oid=116&hid=30050

■情報ネットワーク『INFAC』
『真事実の明治維新史』と題したコピーしたものを綴じただけのファイルやCDなどを併せて6,500円で販売しています。(1年ほど前は3,500円高の10,000円で販売していました)『真事実の明治維新史』には堂々と「“玉”とフルベッキ博士を囲む志士達の記念写真」と明記しています。
http://www.infact-j.com/matsushige/mc1bm2.htm

※『真事実の明治維新史』
http://www.nextftp.com/tamailab/photo/pic/verbeck03.jpg

■ゆめたいWeb
楽天にも出店しています。
http://www.yumetai.co.jp/data/45848.php

■(株)東京書芸館
極めつけは東京書芸館でしょう。昨年(2004年12月暮れ)、大胆にも全国主要紙に坂本龍馬や西郷隆盛らが写っているとして広告を出した会社です。以下の[風のまにまに]というブログにも書かれているように、各方面から批判のメールがあったことが容易に推測できるのであり、今では問題のページは削除されていますが、朝日新聞などの主要紙にフルベッキ写真の広告を掲載した事実は、永遠に消し去ることはできません。

(株)東京書芸館
http://www.rakuten.co.jp/shogeikan/

ブログ[風のまにまに]
http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20041228#p1

なお、以下は副島隆彦氏のフルベッキ写真に関する発言です。出典は副島氏自身の掲示板[気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板]からです。

[3995]安易で根拠の薄弱な陰謀論(コンスピラシー・セオリー)に流れる人々に警告します。 投稿者:副島隆彦投稿日:2005/03/10(Thu) 10:38:52

それから、その変な写真の件ですが、それは、幕末のフルベッキ英語塾(フルベッキは、オランダ人で、20歳で渡米、そのあと40歳ぐらいで長崎に来ていた。)に通っていた、上級武士の良家の息子たちの集合写真であって、これを、「幕末の元勲の勢ぞろい」などと、馬鹿な見出しをつけて、ネット上を出回っているものです。 年齢から考えてごらんなさい。維新の元勲の勢ぞろいなどあるわけがないでしょう。余計な、馬鹿な陰謀論をご自分で払拭してください。それ以上は私はつきあいません。勝手にやっていなさい。  副島隆彦拝

フルベッキ写真に明治天皇、坂本龍馬、横井小楠らが写っているとする一部のサイトと較べ、フルベッキ親子以外は贋物とする常識派に副島氏は属していますが、そうした常識派である他のサイト同様、フルベッキ親子以外に大隈重信や岩倉兄弟が写っているとは、副島氏も夢にも思わなかったことでしょう。さらに付言すれば、「フルベッキ英語塾」だとか、「40歳くらいで長崎に来ていた」だとか、「オランダ人」などと副島氏は書いていますが、明らかな間違いです。評論家というプロの物書きなら、出鱈目を書くのではなく、もう少し慎重に筆を進めるべきでした。

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コメント

正確には、「幕末の志士」ではなくて「維新後の志士」ですね。ふとまつさんの仰せの通り、最近の研究成果で慌てているのが、西郷隆盛や勝海舟が写っていると、派手に宣伝してきた業者達でしょう。

投稿: サムライ | 2006年2月15日 (水) 午前 04時48分

最近の研究からするとおおよそ幕末の志士ということで間違いないと思います。ただいろんな問題でそうとは言えないんでしょうね。

投稿: ふとまつ | 2006年2月14日 (火) 午後 08時40分

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