『究極の免疫力』
今日紹介する『究極の免疫力』(講談社インターナショナル)を書いたのは、嘗て本ブログでも取り上げた『内臓が生みだす心』の著者である西原克成氏です。『内臓が生みだす心』については、己れの生命観を根底から覆された本として、訪問者の皆さんに紹介したのは記憶に新しいところでしょう。
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2005/06/post_2c24.html
さて、同じ西原氏の著した『究極の免疫力』もなかなかの良書であり、今までの私たちの〝医学的常識〟が如何に間違っていたものであるかを痛切に思い知らせてくれる本です。ご参考までに、以下はアマゾン・ドットコムから引用した同書のデータです。
●身体を温めると、なぜ病気が治るのか? 現在、多くの人々が健康に生きるための「免疫力」に注目し、テレビや雑誌などのメ ディアでも、さかんに取り上げられています。しかし、免疫力の本体については、意 外なほどふれられていません。著者の西原克成氏は、長年の臨床経験と進化生物学の 研究を下に、細胞のレベルで免疫力の根源を見いだしました。 |
上記のアマゾン・ドットコムの引用を読み、「あれ? 今までの医学的常識と違うぞ」と気がついていただくことが、正しい医学的常識を身につける第一歩となるのであり、正しい医学的常識を身につけられるという点だけでも同書を手にする価値があると思います。なお、以下は同書の中から特に印象に残った個所です。
| 東京大学の場合、歯科学教室が設立当初から今日に至るまで崩れていたため、東京大学の医学部のレベルはすでに明治時代から最低の状態に陥らざるを得ませんでした。そして現在の平成の世にも、A教授のごとく学力も倫理観もない東京大学の医学部の一部の教授たちが今日的に明治時代の誤りを再現するような人選を行っています。そして、血液製剤のエイズ感染が発生するという失態が露見するまでの戦後の日本医療のほとんどすべての重要事件が、東大医学部出身者にゆだねられてしまってきました。今日の日本の医学がおかしくなったのは、そうした背景があったのです。 『究極の免疫力』p.70 |
| 『スポック博士の育児書』は1946年にアメリカで書かれ、ベストセラーになったもので、日本では当時の東大教授の高津先生によって昭和41年(1966年)に監訳されました。大学紛争の頃からインテリ層に浸透し、育児のバイブルのような扱いをうけました。しかし、1970年代にアメリカで発生した乳児ボツリヌス症事件で2歳半までの赤ちゃんの腸の特性が大人とはまったく異なることが明らかになり、スポックの育児法は全面的にアメリカで否定され、代わって昔の日本式の2歳半まで母乳中心に切り替わりました。 『究極の免疫力』p.81 |
| 免疫病がミトコンドリアの障害でおこっていることに気づいている人はまだ皆無といってよいでしょう。身体の中で赤血球以外のすべての細胞はミトコンドリアをもっています。 『究極の免疫力』p.227 |
余談になりますが、今月の中旬から下旬にかけて、『ニューリーダー』という雑誌に半年前に掲載された西原氏の対談記事を皆さんに紹介する予定ですが、対談の主テーマは明治を代表する文豪・森鴎外についてであり、その森鴎外を徹底的に批判した内容の対談になっています。お楽しみに。
| ■〝明治の大文豪〟森鴎外の隠された真実 「日本最悪の医者」としてその犯罪を裁く(『ニューリーダー』 2005年2月号 )…8月13日アップ予定 ■「軍医」森林太郎と「文豪」森鴎外 捩れた人格 〝虚飾の栄達〟とその贖罪に見る日本人の〝貌〟(『ニューリーダー』 2005年3月号 )…8月20日アップ予定 |
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