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2005年8月10日 (水)

『紙の爆弾』9月号

0509kami 『紙の爆弾』の出版元である鹿砦社の松岡社長が逮捕された後、残された同社の社員が『紙の爆弾』の発売は続けると鹿砦社のHPに書いていました。しかし、本当に出版ができるのだろうかと心配していましたが、その後無事に宅急便で同誌が届いたのであり、心配は杞憂に終わりました。早速ページを開いてみると、予想していた通りに松岡社長逮捕に関する記事で埋め尽くされていました。そして、記事を書いた人たちのほとんどが、鹿砦社が警察との裏の繋がりの深いアルゼを追求したことにより、アルゼ関係の警察OBの逆鱗に触れたのを逮捕理由としていたのが印象的でした。無論、そうした可能性は否定できないのも確かなのですが、松岡社長を逮捕することにより、却って自分たちと鹿砦社との間で起こっている騒動が世間の注目を浴びてしまうことが容易に想像できることから、検察を動かしたのがアルゼと関係する警察OB、あるいはプロ野球の阪神関係者であると明確に断言できないのではないでしょうか。そこで他に考えられるものに何があるかと考えるに、権力の中枢に近いところが検察を動かしたという線も考えられます。もし、この推察が当たっているとすれば、権力側に相当の焦りがあったことは確かであり、その根拠が掲示板【宇宙巡礼】で実際に傍聴した永岡浩一氏の発言などです。

 神戸地裁はもともと反動的ですが、1年生の裁判官が完全に検察とグルになり、検察の作ったであろう作文を読むのみ、松岡社長の弁護士の質問にはすべてはぐらかせ、勾留した理由を、証拠隠滅の恐れがあると言っても、民事訴訟や国家賠償請求になっているのに、それはおかしいと弁護士が追求したら、全て「答えられない」とか、全くお粗末でした。

永岡氏や他の傍聴者の発言から、周到に準備した上での逮捕ではないことが明白であり、上(権力側)が慌てて逮逮捕を「指示」したという可能性も残ります。逮捕を「指示」した権力側として考えられる人物に、例えば阿倍晋三氏がいます。山岡俊介氏が『紙の爆弾』に書いた「阿倍王国は崩壊寸前! 阿倍晋三の地元・下関市長選で公選法違反が告発された」といった記事があるのですが、その程度の記事で阿倍氏が慌てふためいたと考えるにしては、記事そのものに(阿倍をはじめとする権力を動かすほどの)パンチ力がないような気もします。恐らくは別の記事か何かによって生じた権力の焦りだったのかもしれません。その他、松岡社長の逮捕は(サラリーマン記者を除く)ジャーナリストへの“見せしめ”だという意見も一部にありますが、それにしては神戸地裁の仕事ぶりはお粗末でした。

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