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2005年7月17日 (日)

「異文化ビジネスのすすめ」第2号

昨日はサッカー大会が行われつ、ついに息子たちのサッカーチームが念願の初優勝を勝ち取りました。このまま優勝の味も味わずに、来春小学校を卒業してしまうのかなと思っていただけに、子どもたちは大喜びであり、父兄の喜びも一入だったようです。試合後、子どもたちを中心に祝賀会を開いたのは言うまでもありません。次の大会が楽しみになりまた。
 
Intercultural Business━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2001/10/08



■■■ ≪国際ビジネス≫
■■■ 
■■■ 国際ビジネスの科学的な進め方(1)

 ≪国際ビジネス≫のスタートにあたり、「国際ビジネスの科学的な進め方」を
最初に取り上げないわけにはいきません。何故なら、これからシリーズでお届け
する≪国際ビジネス≫の根底を流れているものが、「国際ビジネスの科学的な進
め方」に他ならないからです。

 国際ビジネスを科学的に進めようと提唱されているのは、IBD(国際事業開
発株式会社)の石上進社長その人です。国際契約コンサルティングの分野におい
て日本では第一人者として、石上社長は知る人ぞ知る存在であり、現在、編集人
はIBDの研究員として、石上社長のもとでコンサルタントとしての修業に励む
という幸運に恵まれています。

 ところで、二ヶ月ほど前、編集人は石上社長の6時間におよぶセミナーに参加
するという機会に恵ました、その時の石上社長のテーマが、ズバリ「国際ビジネ
スの科学的な進め方」そのものだったのです。そこで、石上社長のセミナーから
学んだものを編集人なりに咀嚼し、編集人の独断と偏見による「国際ビジネスの
科学的な進め方」について、しばし筆をすすめていきたいと思います。


 最初に、石上社長の言う科学とは、社会科学のことを指しています。換言すれ
ば、国際ビジネスを“社会科学的”に進めることがいかに大切であるかを、石上
社長は説いていることに他なりません。

 ところで、社会科学とは一体どういう学問なのでしょうか。ウェブスターでは
“Social Science(社会科学)”を以下のように定義しています。

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Social science: a branch of science that deals with the institutions and
functioning of human society and with the interpersonal relationships of
individuals as members of society. 
                               (c) Merriam-Webster Collegiate Dictionary
========================================================================


 次に、石上社長の考える社会科学について、石上社長自身の言葉でもって以下
に述べていただきましょう。

========================================================================
 社会科学は、人間の過去の営みによって自然的に作られた社会の仕組み、政治、
産業、技術、経済、法律、価値観、嗜好、思想、文化等がどのように仕組まれて
形成されているか、それらがどのように機能しているのか、並びに、どのような
社会が人間に取って最も有益であるのかを明らかにし、それを実現できるように
することを目的としています。そのため、社会科学は、人間社会を対象として分
析し、その中に隠されている真実を見抜き、それを法則、原理、原則という形で
言語表現し、それに基づいて将来を予測してゆきます。但し、社会科学において
は、一時的な便宜性よりも普遍的な正義を求め、知識のみに振り回されない人間
の信義の確立を求め、部分的な繁栄よりも人類の採るべき道を追求してゆきます。
従って、社会科学は、哲学に限りなく近い存在ということができます。
                           (c) IBD 石上進
========================================================================


 二ヶ月前のセミナーでも、石上社長は社会科学を根底に置いた国際ビジネスの
重要性を説いています。上記の石上社長の言葉と重複する形になりますが、石上
社長の主張する社会科学の実際のプロセスを理解していただくために重要なこと
ですので、二ヶ月前の石上社長の言葉を思い出しつつ、以下に再録します。


・第一段階 「観察」
客観的に社会を広く深く観察すること。この作業は、社会という対象を客観的に
見る作業であり、換言すれば「傍観者」の立場に徹して社会を見ることに他なら
ない。

・第二段階 「表現」
観察した後、入手した諸々の社会現象のデータ・事実を分析する。そして、その
中に法則、原理、原則といったものを見つけるように努め、最後に、簡素に、か
つ正しく過不足なく文書化してまとめること。

・第三段階 「行動」
いくら立派な文書を作成しても、そこで終わっては何にもならない。現存する社
会が向かうべき将来の正しい人間の営みとなるべく、行動に移すというレベルに
達してこそ本物と云える。

 以上の石上社長の言葉は、インテリジェンスを磨く修業に相通じるものがある
ことが分かります。(※インテリジェンスについては、メールマガジン【日本脱
藩のすすめ】でも取り上げていますので、ここでの詳述は省きます。)
。

 余談ですが、石上社長のお話をお聞きしながら、咄嗟に編集人の脳裏に浮かん
だのは小室直樹博士の社会科学上の名著『危機の構造』(中央公論社)でした。
ご存知の通り、小室直樹博士は経済学者であると共に、社会科学者としても一流
であり、小室博士の『危機の構造』は、戦後出版された社会科学分野の本の中で
も五指に入るほどの本です。残念ながら、現在は絶版になっており、入手できま
せん。アノミーによる終焉を迎えつつある日本で、必読の書に属す本であるとい
うのにその本が絶版扱いとは、信じ難い気持ちになります。


 さて、次に、社会科学と国際ビジネスとの結びつきについて取り上げる必要が
出てきました。そのあたりは、次々号で言及していきたいと思います。


∇次号予告:≪道しるべ≫ 概念図の威力(2)



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編集人: 国際ビジネスコンサルタント サムライ
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