兄と弟
つい最近まで、ワイドショーを賑わしていた、若乃花・貴乃花兄弟の喧嘩騒動も峠を越したかと思ったら、今度は福岡で弟が兄を刺殺するという痛ましい事件が起きました。その点、拙宅の兄弟は実に仲がよいのですが、思うに、これは同居している祖母の存在が大きいと思います。昔ながらの祖母と毎日接する中で、2人の兄弟も目に見えぬ影響を祖母から受けているようです。息子たちのサッカーの統合コーチを務めるAコーチが、「お兄ちゃんは、昔の子どもがそうであったように、実に弟の面倒をよく見るなあ。昔の子どもたちが持つ素朴さが残っている」と感心したような話しぶりだったので、「それは自分の手柄では全くなく、2人の息子の祖母の影響が大きいのだと思う。祖母を通じて、昔の子どもたちが持っていた良さを、自然と身につけたのかもしれない」と答えています。 兄弟喧嘩と言えば、遠くは源頼朝と源義経兄弟の確執を思い出すが、今の日本で私が注目しているのは、若貴の醜い兄弟喧嘩ではなく、角川春樹と角川歴彦兄弟の喧嘩です。そのあたりは鹿砦社が5月に創刊した『紙の爆弾』に詳しいので参照願います。
二十三日午後三時すぎ、福岡市南区のマンションで、中学三年の弟(15)が専修学校三年の兄(17)を包丁で刺すなどして殺害した。マンションの住民が一一〇番通報。駆け付けた福岡県警南署員が、現場にいた弟を殺人の現行犯で逮捕した。 ■「思いがけない」 |
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050624/mng_____sya_____010.shtml
写真提供:むうじん館 http://www.fsinet.or.jp/~munesan/
梅雨時の畦に咲く野の花。
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